あおしまの日記

あおしまさんの日記らしいです。個人的に興味がある事を時々書きます。スマートウォッチPebble日本語パックを作成、公開しています。

危うい青空

青空文庫がDVDの図書館配布という快挙に出た訳だが、楽観は出来ない。著作権延長の話は数年に一度出てくるので何がしかのアクションを起こさなければならないその傍らで、同時に数年に一度湧く(略)への余計な処理に忙殺され、集中できずに居る様に見える。


定期的に湧く(略)の主張は、JISに照らし合わせて青空文庫の入力作業方針(主に活字を文字コード化する際、類似の活字、代用の活字で刷られた文字をどのコードに帰属させるか)が間違っている、というもの。電子的文字コード表現の範囲よりも実際の活字の範囲の方が大きく、また鉛活字での組版現場での応用をどこまで許容し電子化するかという点で、複数の解釈が成立する余地がある。


彼ら(私が見て来た範囲で2人だが)の主張は、同じ規格を見て「あなた方は左側から見ているかも知れないが、私は右から見ている。私が考えるに右から見た方が正しいんだから、あなた方も右から見た方が正しいという事に同意しなさい。異論は認めない。」というもの。前回の(略)は自らの意見の通らなさに業を煮やして荒らし的にあらゆる作業用の連絡場所に自らの論理を展開し、作業や活動に甚大な支障を与えて、結局出入禁止になった。この混乱期に多くの作業者が離れて行った。


私は自ら思う様にやりたい場をforkして対抗し、その粘着する労力をそちらに使うほうが健全だと思うし、前回はそういう話を出したが、こういう(略)は正味のところ活動などどうでも良いのか、「自らの正しさが認められればそれでいい、後は知らない」という者である。少なくとも前回の(略)はこの意見をを一蹴したし、今回のも、方針を変えた場合の作業コストに関しては自らの範疇に無いと、コメントを避けている。


こんな事をしている場合ではない。なにも産まない不毛な議論である。ああやって粘着している(略)はいったい何がしたいのか?「俺の話を聞いてくれ!」だけなのか、それとも活動全体を崩壊させたいのか?そう考えたら権利側の刺客なのではとも邪推できるのだがどうだろう?ほんとのところは私にもわからんけど。


ただひとつ言えるのは、不毛な議論で活動自体を嫌気させる言動はいかがな物かと。それだけ。いくらご自身の理屈が正しかろうが、それじゃあ人はついて来ないだろう。そのあたりの加減がわからずに正論を振りかざす方というのも世の中に少なからず居るようだが、その手合いの方なのだろうか?