あおしまの日記

あおしまさんの日記らしいです。個人的に興味がある事を時々書きます。スマートウォッチPebble日本語パックを作成、公開しています。

この道はいつか来た道

CentOSのグループが、金勘定している頭と、作業している人達とで離反しちゃってる件。

おそらくは、頭の人と、他の人達とで、考え方が相反してしまっていて(たとえば商業化とかに行きたいけど作業側は反対とか、「俺が引っ張って来たのに」と思うけど作業者は共同体だと思っているとか)、むくれて俺だけでどーにかするとか言って逃げちゃったとか、そういう話なんじゃないのかなあ?おそらく、ちょっと前にはそういった、「頭ひとりVSその他コアメンバー」みたいな構図があったんじゃないかと推測する。いやあ、ミレニアムの声も聞こえる前にもそんな事があったなあなんて思いまして、非常に懐かしいなと。既視感が非常にあります。


私が覗いていた、とある開発コミュニティーでも同じ事が起きました。ある日なんだかチャットの流速が激しいなと思っておりましたら、「ドメイン管理権よこせ」「イヤだ」「お前のもんじゃないだろ」みたいな応酬がなされてました。*1 その開発物も今回のと似た様な物でしたが、やはり商業化に目がくらんだ(というか手売りみたいな配布で金を取っていた+グッズも販売していたのでそれを拡大したかった)頭の人と、その金をもっと配分せい&開発をしているのは俺たちだ、という連中とで亀裂が生じて、という感じでした。


結局の所、ドメインも、手売りの収益その他も、頭の彼が持ってましたが、開発主要メンバーが全員別コミュニティーを立てて移住。元のドメインがある種その手の分野のポータル的な側面もある代表的な名前でもあり、非常に定着していたので名残惜しいという話もあったみたいです。しかし彼らは切り替えが速かったので、別のそれらしいドメインで巻き返しを図る事に。別のドメインを対抗して立て、総合情報サイトというか表向きポータル的な場所を確立、総合的な情報という位置で主導権を取る事で意趣返し。同時に、多くの人が分かれた方のコミュニティーへ移住、その中で頭を抜いた連中で開発体制を整え、その中の一部はそのコミュニティー成果物を売るある会社から給料をもらって働いていました。(この時の給料の勘定のしかたが面白い。メンバーは国籍を問わない。どこにいるかもわからない。IRCで協調作業しながらCVSでコミットをするので、作業中CVS IN しっぱなしになるということを利用して、CVS IN とOUTをタイムカード代わりにして時給制で給料を払っていた。開発者達は、実は世界中に散らばっていて、多くは大学生などらしくて大学のコンピューターセンターなどからCVS IN して「働いて」いた。給与は世界的なネットワークがある銀行に口座を作り振り込むか、国を越えた銀行間送金をしていた。)


その時の結末は、頭1人だけ干上がっておしまい、別働隊は別の組織を立て、別の物を一致団結して盛り上げたので、結局隆盛はそちらにシフトして皆さんもついて来た、頭の所は干上がって自然消滅、という事になりました。


ただ、そんな事情を知らなかったとある会社が、頭1人の組織のブランドを重視して「本家!本家!」とばかりに担ぎ上げた事もありました。ドメインまで取ってFAQの翻訳なんかして、結局本家側が1人しか作業する人が居なくて、誰もついて行かなかったので、口約束と実スケジュールが思う様に行かずに遅れに遅れてgdgdなクオリティーになり、せっかくの告知機会の配布イベントに、格安航空券でケチったもんだから開会中に到着出来ずに配布物が配れず、なんて事でどんどんプレゼンスも下がって行き、自然消滅したようでした。「本家!」というのに本家が1番gdgdだったのが誤算だった様でした。


そんなこんなで、その会社も長い回り道をして、結局仲違いした向こうの人達が開発をしていた物に手を加えて出す事になったようでした。しかし、実はその付け加えの部分で、別の会社が抱える集団との方にも絡んで作業していた(パッケージを流用していた)ので、そっちの会社の方と、フルセットで出すか例外的に単独で出すか、なんて綱引き話も背後にあってゴニョゴニョゴニョ。その別の組織を抱えてた会社も「広告費」を使いすぎて傾いて、綱引きの綱がちぎれてしまった状態になって間にいた人がフェードアウトしたりなんかしました。(ほんとは違う経費を使いすぎたんだろうと思っているが。ああ、飲み代とか個人的趣味に使い込んだという訳ではなく、対抗戦略上発生したコストが想像以上に馬鹿にならなかったのだろうと思われる。あくまで想像だが。)神のご加護のもとにあるお店だと思ったんだが、その前にも色々あったらしく、ニッチな世界でジャイアニズムを発揮して稼ぐのがお好きだったのを神が見咎めたのでしょうか?


そういえば、この神のご加護にあるお店、別方面でもテトリスに絡む何かをかついてオマケとセットで、とやってましたが、それも2転3転数奇な運命を辿って、最後は大きな商社さんなんかも出て来ましたが、それも別の大きな波にさらわれて、結局消滅してしまいましたな。ほんと、あの頃は何だったんでしょうねえ?

そんなこんながありまして、もう10年も下った頃に、こんな事と、とある仕掛けでつながるとは、当時は夢にも思いませんでした。数奇な運命と言いましょうかねえ。

まあ、他にも色々このネタに絡んだ話はありますが、とりあえずはこんなところで。

*1:たぶんその場に居合わせた日本人は私だけだったと思います。