あおしまの日記

あおしまさんの日記らしいです。個人的に興味がある事を時々書きます。スマートウォッチPebble日本語パックを作成、公開しています。

Pebble Time Steelの修理

Pebble Time Steelの修理について

細々と実験を行っていまして、Pebble Time Steelの修理方法に一定の目途が立ちました。(n=4ぐらい)
1つ目は3ヶ月運用済、2つ目は1ヶ月運用中で装着中です。
電池を交換して、蓋を再封止しています。*1

そこで、ご要望の方の修理を受け付けてみようかとも考えましたが、実験で色々な状態の機械を開けて
みて思うに、時計側にはいろいろなリスクがある事も見えてきました。

  • 充電が悪くて電源回路がいかれてる
  • 液漏れで回路がいかれ(ry
  • 浸水で回路がいか(ry
  • 汗やらでボタンがい(ry

あと、以下の要素も見逃せません。

  • 修理中に私が壊す(笑)

もし修理を受け付けるとなると、送っていただいて返送することになりまして、以下のトラブルも起こり得ます。

  • 運送中の紛失、損壊

という訳で、二の足を踏んでいる所です。

*1:電池は非売品をサンプルで取っています。

PX-Q3PE4再導入

PX-Q3PE4を入れた全録マシンを作成していたのですが、どうにも録画が終わらないゾンビプロセスが出たり、録画したファイルが再生できなかったり(録画ファイルにデータが入っているもの、0バイトで終わってるもの、の両方あり)が頻発したので、今年に入ったあたりから電源を落として使っていませんでした。

しかし、先日「ひろゆきチューナー」がゴメンナサイになったので、じゃあ他に何があるの?と探したところ、非公式ドライバが出ていたのに気付いて、死んでたマシンが生き返りそうだなと思ったので、突貫でシステムの改善とOSの差し替えを行いました。その時のメモです。
参考はこのあたり。
www.jifu-labo.net

ハードウェア的な改善

ハードウェア的な話で先達の話を見ていると、「ノイズで落ちる」という話がよく出てきます。
このマシンはDC電源を使ったマシンなので、まずはACアダプタからのラインにフェライトを噛ましてみました。

次に、ボードの上にはHDDが覆いかぶさっていましたので、それを抜いてみました。(もともと4TBx2だったのを、4TBx1に変更。)
また、チューナー付近に走る配線を見てみますと、HDaudioの線がありました。
音声を前パネルから出すのは特に使っていませんし、これもノイズ源かなと思い、引っこ抜きました。

そしてチューナーから内部USBに入れる信号線は、小型フェライトを噛ませたうえで、ケースパネル沿いを這わすことにしました。

またこれを機会に、CPUファンの掃除も行いました。

ソフト的な改善

今回の目玉は、非公式ドライバに差し替える事です。
github.com

これだけではすっきりしませんし、ついでに固定化されていたカーネルも含め、システム総入れ替えで更新しました。
Ubuntu18.04.3LTSのserverです。

その上で非公式ドライバの作業、ボードの認識、更にはMirakurun、Chinachu、と順番に入れていきます。
PX-Q3PE4の最新Windowsドライバ1.4からsysファイルを持ってきて、firmwareを抽出しました。*1
抜くのには非公式ドライバセット中にあるfwtoolをmakeして利用。

はまりどころは以下。

  • fwtoolはfwinfo.tsvを参照して居るので、これとsysファイルを一緒の場所に置いて実行する。(fwinfo.tsvがないよというエラーが出る。)
  • 抜いたfirmwareはpx4_drv.koが決めうちで読みにいくので、ファイル名をit930x-firmware.binにしなければならない。(W3U4で試したものと区別するのに、ファイル名を勝手につけていた。)
    • その結果、名前を別にしていたので、デバイスが認識しないのに気がつく。
    • dmesgで「探したけどfirmwareないよ」というエラーがあって、ファイル名変えちゃいけない事に気が付く。
    • そこで、firmwareファイルは名前をit930x-firmware.binとし、/lib/firmware/以下に置く事で解決した。

その上で、残りファイルをコンパイルして導入しました。
再起動しますとデバイスも無事認識しまして、あとはChinachu γの導入手順に従ってやっていくだけでした。

結果

  • 地上波4番組の同時録画で問題なし。
  • 2局の全録で一晩置いても問題なし。
  • 2局全録中に1番組or2番組の追加手動録画を入れてもドロップ無し。

結果としては万々歳でした。

考察

改善した原因を考えた。

  • HDDを1台減らしたことによる電源安定化
  • CPUファンの性能回復
  • ノイズ源の除去
  • OSのアップデートによる改善
  • 非公式ドライバによる改善

今後の対策

  • チューナーボード周囲に電磁遮蔽を立てる
  • グランド強化
  • Mirakurunメモリ喰いなのでメモリ増強

こんなところでしょうか?

Amazonさんとは、もう無理かも?

Amazonさんに久しぶりに注文

とある用事で必要になったので、Amazonが直接販売している在庫をわざわざ探し出して指定して、
注文をしてみたのでした。*1

注文後に確認して驚愕!
「在庫あり」な表示だったのにも関わらず、出荷が9月末から10月末の範囲内でと出て来まして、
それだと用事に間に合わないので、すかさずキャンセルしました。
いやあ危なかったです。

ちなみに私、Amazonさんであまり買う物がないので、プライム会員ではありません。
「プライム会員じゃない人に割くリソースはねえ!」って事なんでしょうね。

そうだとしたら、同じ商品で偽物も届くし、評価も買収されて信用ならないし、何もいい所がない
Amazonでは、今後「そこにしかない胡散臭い物」以外の物は買えないなあ、と思いました。
*2

「おまじない後」の検索結果の閑散ぶりを見ても、Amazonのハリボテ感を感じますし、
正直もう駄目かもわからんね、と思いました。

*1:出品者をAmazon.co.jpのみにするおまじないを活用。

*2:そういう物だって今やAliexpressから直で引ける世の中ですし。

alibabaなんて遠い世界の話だと思ってた

電子部品を探していたらセミオーダーで部品を作ってもらった話

先日、twitterかどっかでこんな話が回ってきた。
okamototomohiro.com

へーこんなはなしがあるんだー(ほじほじ)てな具合で、どこか知らないパラレルワールドの話だと思っていました。

しかし、とある電子部品*1を探していたら、結局出来合いの品は存在しないという
事に行き当たりまして、別に私は事業者でも何でもないんですが、いよいよ魔窟アリババに踏み込まねば入手できないぞ、
という時が来てしまいました訳であります。

で、上のレポートの話にもかかわるんですが、あそこは基本的に検索して探していきあたった商品を見ていると
「○○をお探しですか?」というメッセージが来て、そこからなし崩し的にチャット商談にもつれ込むシステムに
なっている様なんですね。
ちょっと古い例えで言えば、mixiの足跡から逆に声を掛けられて、直メッセージスレッドに流れ込むような、そんなイメージです。
でもこれって、秋葉のガード下で電子部品探した事のある感覚と、似てるっちゃあ似てるわけです。

詳しくは書きませんが、事務のおねーちゃん的な人が声を掛けてきたりして、そのチャットルーム?的なところでサイズだの
仕様だののチャットが英語で行われて、ないとなったらさようなら、で結構ドライに話が途切れて、仕様ががわかりにくいと
エンジニアに聞いてくるから待ってろと言われ、あるとなったら数だのなんだのの話になりまして。

繰り返しますけど私は事業者ではない個人ですが、「サンプル程度で買いたい」というと、それでも許容してくれる会社はあって、
話がまとまるとすぐにPaypal支払いリンク付きのインボイスが送られてくるんです。
それにお金を払うと、物の数日で通関まで行われて、いま手元に品があるわけです。

中国って凄い国だなあ、と思った時に、はたと上のリンクの話を思い出した訳です。私はCADだの繰り出して凄い事をしたわけじゃないけど「やってる事、同じじゃん!」と。

昭和の時代の「大田区」なんて、こんな感じがもっと荒っぽく進行してたのかなあ、と思うような活気が、海の向こうの大陸から、
webmallを介して感じられて。こりゃあ、凄い国だわ。
昔の方が、お商売にならないかもしれない物に、対応できる余裕があったって事なのかもしれないですね。

日本で、この枠組みがあったとして、検索で引っかかった外人相手に、英語チャットで商談に巻き込める人、どれだけ居るんだろうか?
翻って、昨今の日本人、やれ最少個数がとか個人には売らないとか、理由を付けてはお断りするけど、海の向こうの
活況に比べてしまうと、仕事してねーなー、と、ヒシヒシと感じてしまいました。

そして、ちょっと落ち込みました。これには勝てません、と。

*1:スマートウォッチ関連ではあるんですが

Pebble Time Round Tear down

I got a Pebble Time Round and teared it down.

Remove front glass.
f:id:aoshimak:20190501142051j:plain

Remove panel ring.
f:id:aoshimak:20190501142056j:plain

Remove display.
f:id:aoshimak:20190501141843j:plain

Two micro springs sanked on the frame.
(Normally, there are three micro springs on 2,8,10 o'clock direction.
But this watch have only two.)
f:id:aoshimak:20190501142106j:plain

Remove glue tape.
f:id:aoshimak:20190501142109j:plain

Remove main circuit board.
f:id:aoshimak:20190501142115j:plain

Opposite side of main circuit board.
Two gold pad upper end of the board is electric intake.
Two golden pin on the right side is battery connector spring.
f:id:aoshimak:20190501142120j:plain

Remove battery.
Be careful to take out battery, not to distote Li-Po battery.
And terminal lead of battery is more hardly sticked, so we need more careful to remove without corruption.
f:id:aoshimak:20190501142125j:plain

Google+終了/PebbleAndroidアプリ入手法

Google+終了

Pebbleのほぼほぼ唯一の情報源だったGoogle+が終了しました。
残念ですね。
今後どこに交流の場所が出来るのか、はたまた出来ないのか?が気になります。
他のFitnessTracker行ってた人がPebbleに回帰するような動きも見られたですが、
いかんせん元の会社がなくて、新しい機械が出てこないのは辛いところです。

Pebble Android AppがAndroid PlayStoreから消滅

背景は不明ですが、Pebbleアプリ(アンドロイド用)がPlayStoreから消えたようです。
Fitbitさんでも管理して居ないようですので、管理者消滅のアプリをGoogle側が整理
したのではないかと考えられます。

で、当面は以下からダウンロードし、「セキュリティー」「提供元不明のアプリ」を
許可する方法でインストールはできると思います。

  • ダウンロード先

Pebble APKs - APKMirror

  • アプリの入れかた

Androidアプリのapkファイルを直接インストールする方法 | NOV-LOG

とりあえず。

PebbleSteelを修理

PebbleSteelの修理

Self Repaired Pebble Steel

ここ数ヶ月、ポツポツと安価なPebbleSteelを買っては修理する事を繰り返しています。

オークション等で安価に出品されるものも、修理すればまだまだ使えるように
自分には思えたので、初めは自分の為に予備機を用意するつもりで始めたのですが、
今では分解修理自体が趣味のようになってきまして、暇を見てポツポツと作業を進めています。

写真にあるこれらは全て表示、電池、システム等のどこかまたは全てに不備があった
機械ですが、全て分解修理を行った上で、システムを更新して最新のFwにしてあります。
電池を交換した個体は、バッテリーの容量が増えたので、毎秒更新型watchface使用で
5日間、毎分更新型watchface使用で約10日間電池が持つようになりました。
現在はそんなうちの1つを毎日着用してフィールドテスト中です。

追記:20190330

私がPebbleSteelの修理する事に至った経過や考えを残しておきます。

自分の好みと考えでは、Fitbitをはじめとするフィットネストラッカー、およびスマートウォッチの機種は、

  • 常時表示
  • 電池の持ち時間
  • 情報の表示
  • スマホと連動したSMSの簡易送受信

以上の「たったこれだけ」の機能を持ったものがないので、私には移転先としては考えられませんでした。
昨今では「Pebbleから移行したけれども、またPebbleに戻った」という人の発言も目にするようになりました。

Pebbleには以下のモデルがあります。

  • Pebble初代(OriginalPebble) 白黒表示
  • PebbleSteel 白黒表示、金属筐体
  • PebbleTime カラー表示
  • PebbleTimeSteel カラー表示、金属筐体
  • PebbleTimeRound カラー表示、円形薄型、金属筐体

この中で、今後とも継続的に使っていくべき機種は何か?どれが最終的に生き残る機種
だろうか?と考えました。私は特にカラー機種である必要はなく、運動量計の機能は必要なく、
手元にメッセージが来ること、SMSの送受信ができる事、その2点が満たされた情報端末で
あればよいので、そこを主眼に考えました。

ここで構造について検討しました。
PebbleTime以降のカラー機種については、接着による封入ケースとなっており、
温めて解体することは可能ですが、道具や環境がない自分には再封入をする手段がありません。
よって、最初から除外されます。
*1

特にPebbleTimeRoundについては、薄型化のためにバッテリーが特殊な形態をとっています。
*2
この時点で、残るのは、初代Pebbleと、PebbleSteelの2機種に絞られます。
この2機種は基本構造が同じですので、もし電池が劣化していても、ネジを外して裏蓋を取れば、
中にはアクセスでき、電池が交換できるならば、再度ふたを閉める事も出来ます。

しかしこの2機種は、表示が乱れるようになる不良が多発することが知られています。
また、発売から5年が経ち、メーカーも消滅したことで、これらの修理の依頼先もありません。
そこで、最初に「電池の活きが良い」個体を安く買って、表示部分の修理を行う事で延命を考えました。
よくある修理方法は、端子部分のスポンジを厚くすることです。
前回記事にしたように分解して初めてわかりましたが、液晶と基板をつなぐゴム配線部分の劣化が実の原因に見えました。
*3

そこで、以下の2点を修理すれば、今後数年は持ちこたえられるだろうという仮定の下に、
手元のPebbleSteelの電池交換、表示部分の修理をすすめ、充電と放電を繰り返して様子を見ています。
電池は、本来付いている物よりも容量が大きくなりましたので、電池寿命も延びています。

先日から、試しに「メルカリ」というところに出してみました。
ご興味がある方は、探してみてください。

*1:やっていただける方が出て来るといいんですが、期待は出来ないでしょう。

*2:具体的には、リチウム電池が3.8Vの超小型品であること、充電制御基板を排除してあること、接着がはんだ付けではない事などです。

*3:たぶん金属の拡散が起きてるのではないか?