あおしまの日記

あおしまさんの日記らしいです。個人的に興味がある事を時々書きます。スマートウォッチPebble日本語パックを作成、公開しています。

最近のAndroid(6以降?)でPebbleを日本語化するコツ

最近のAndroid(6以降?)でPebbleを日本語化するコツ

いつのまにかこういう事になってて私も困っていたので、メモがわりに書いておきます。

Androidスマホから、日本語化ができなくなっていた!

最新のPebbleアプリに更新をした、Android5か6以上のマシンで、.pblや.pbzのファイル(言語パックや)がPebbleアプリと関連づけられず、日本語パックのインストールができなくなっていました。
Androidには「ファイル拡張子とアプリとの関連付けを」「消す」事はできても「作る」事ができません。

そこで、なんらかの方法やルートで、Pebbleアプリにファイルを渡してあげる方法を模索しました。
10個ほどアプリを試し、たどり着いた方法が以下です。

日本語化する手順

  • まず、日本語パックをどこかにダウンロードします。(SDカード内、またはメインストレージ「Donwload」内、等)
  • ファイルショートカットV2をインストールします

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.nagopy.android.fileshortcut

  • TotalCommanderをインストールします。

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ghisler.android.TotalCommander

  • (ファイルショートカットV2に不備な点があるため)TotalCommanderを起動します
  • ダウンロードした日本語パックがある所に移動します
  • 日本語パックのファイルを長押しします
  • 「次へ送信」を選択
  • 「ファイルショートカットV2」を選択
  • 「ファイルショートカットV2」でショートカット作成画面になる
  • 「ショートカットを作成」する
  • 出来上がったショートカットをダブルクリックで起動
  • すると、Pebbleアプリが介入してきて、「Load extra ......」とか出てきて、pblファイルをインストールするか入れるか確認してきます
  • OKすると、接続しているPebbleに対して、日本語パックを送信し始めます。
  • 100%まで送信出来たら終わりです。Pebble本体側に一瞬だけ☆のアイコンが出て跳ねたら、日本語化が成功です。

Pebble-Rebbleについて注意喚起

Pebble-Rebbleというアプリがあります。
https://play.google.com/store/apps/details?id=net.evendanan.robotic_pebble

このアプリは、Rebbleへの移行の補助し、言語パックなどのファイルをPebbleアプリに橋渡しをする機能「だけ」を持つアプリです。
確かに便利ではありますが、このアプリを使用する際、Rebble認証にGoogle認証以外の認証方法がエラーになる事例も報告されています。
また、Google認証をこのアプリ下で行う必要がり、そのログイン記録に不自然な端末名が出るなど、(私の場合はSamsungGalaxyNexusと出ました)端末のなんらかの操作、またはGoogleアカウントの窃取が疑われます。
アプリ評価欄に他の方の同様の記載があります。(英語)
https://play.google.com/store/apps/details?id=net.evendanan.robotic_pebble&hl=en_US&reviewId=gp%3AAOqpTOEgzhdHPPqhkv1c1TtOal0ck6LXSYq58Gux5kQQg_CcCgDzEptOVmuxZqdpTWir-ISiGh8qNlLNJGZCvQ
よって個人的には、このアプリを使わなくて済むのであれば、使わない方が良いと考えます。

PebbleSteelを分解した

PebbleSteelを分解した

個体について

人体実験的な意味で、PebbleSteelを分解してみました。
ジャンク無保証で入手した個体、BT接続のたびにリセットが起こり、なおかつOS1からアップデートもされていないものでした。
バッテリーもへたっているようでした。

裏蓋を開ける

T3ドライバが必要です。

蓋はバイブレータ*1で強固に両面テープでつながっているので、上側(モデル名やシリアルが書かれた方)からゆっくり開けていき、両面テープが中途半端に剥がれたところで、マイナスドライバーなどで両面テープをつついてはがしつつ開きます。

電池を剥がす

両サイド側からヘラの様なもので非常にゆっくり剥がしていきます。
電池本体に変形の力、パッケージに直接ドライバなどを食い込ませると、最悪発火爆発します。
うまくスポンジが剥がれると、リード線だけでプラプラした状態になります。

回路ユニットを外す

四隅に爪があるので、プラスチックのフレームを内側に撓めながら、爪を外していきます。
表示パネル以外の部品が固まったユニットごと外れます。



f:id:aoshimak:20190129173702j:plain

コネクタを外す

ガビガビ病で有名になった接続コネクタ(左下端)を外します。これはサイドボタン、充電端子が実装されたフィルム回路につながっています。

回路を外す

フレームから回路を外します。
回路基板の両サイドのフレームを外に撓めると外れます。
バッテリ、バイブレーターも一緒についてきます。



f:id:aoshimak:20190129173724j:plain


バッテリーを外す

回路裏についているオレンジ色のフィルム線を外します。
半田ごてが要ります。
なかなか溶けなかったので、Pbフリーハンダかもしれませんね。

バッテリーは、402222の130mAhでした。



f:id:aoshimak:20190129173740j:plain


バッテリーをつける

プラス、マイナスに気をつけて、同様な仕様のバッテリーをつなげます。
リード線のバッテリでも、取り回し方によってはうまく収まります。

逆に組み立てる

行程を巻き戻します(略)

結果

BTでのリセットが治りまして、OS1からのアップデートも出来ました。
壊れてもいいやと思ってバラしましたが、結果としては完全復活です。

*1:ボタン電池の様な形

新しいスマホに切り替えた

新しいスマホに切り替えた

普段はガラケーと小型スマホの2台持ちにしていまして、スマホの方にPebbleを紐づけして運用しております。
そのスマホ*1のホームボタンなどの機能キーのあたりが反応しなくなり、アプリの切り替えが大変になったので、チラチラ見ていた中古市場でXperia X compactを購入。たぶん香港版。でも昔の香港版みたいに怪しい中華アプリが入っていたりもなかったので筋は良かった。Android8に更新済み。品物自体も美品。

Rebble的Pebble環境を1から構築する

Rebble体制になってから初めてのセットアップなので少し手間取った。わかってしまえば簡単な話なので、メモ書き程度に書き留めておく。

  • スマホのセットアップが完了したら、とりあえずGoogleにログイン
  • GooglePlayから、Chromeを導入
  • GooglePlayから、Pebbleアプリを導入
  • Chrome内でGoogleにログイン
  • そのままだとPebbleアプリはうまく起動しないので、ほっといてChromeを起動して http://rebble.io に行く。
  • YourAccountをクリック。
  • Rebbleにアカウントがあればログインする。(私はGoogleアカウントで設定したので、それでログイン。)
  • You are all set!の表示が出たら、文中最初の行の「get started now!」をクリックするか、http://boot.rebble.ioにアクセスする。
  • そうすると何だかよくわからないがPebbleアプリのセッティングが進行する。

動作を見た感じですと、WatchAppなどの情報はうまく移管されているようでした。

BLEについて

Pebble2などのBLEの動作は、Z3compactの時よりも自然で、つながりにくかったり切断したりという事はないように見えました。この点が心配でしたが、まあよかったです。

おわりに

機種変更とPebbleのお引越しがうまくいったので安心しました。
OS、BLE、Pebbleアプリの3つの懸念がありましたが、どれも杞憂に終わって安心しました。

*1:XperiaZ3Compact。BrexitのタイミングでUKから中古で購入し2年ほど使用。

Pebbleの日本語言語パックを作ってみた・その19

前回のでもう打ち止めと思っていましたが、コメント欄に(意外と)翻訳ありの物が欲しいという声がありましたので、akt10にメッセージ翻訳、機能翻訳を入れたものを作成しました。

たいぶご無沙汰でしたので、開発環境などもそのままとはいかず、作り方も一部忘れてしまったりなどありましたが、何とかなったみたいですので、公開します。

akt10jp 日本語言語パック

akt10 Japanese Language pack は、Pebbleスマートウォッチ用日本語言語パックです。Pebbleを日本語化するためのファイルです。4サイズ8ウェイトの全てに、約6000文字が格納されています。
以下の4つのフォントを使用しています。

  • M+ bitmap font
  • 東雲フォント
  • ayufont 18
  • ayufont 20

特徴

  • Pebble2での動作に配慮し、言語パックの文字数を減らし、サイズを小さくしました。
  • iPhoneからの「〜」文字の表示が出来るようなりました。
  • 全てのフォントをpublic domainのビットマップフォントを原料に使用することで、ギザギザが目立たない美しい日本語表示を実現
  • それぞれのフォントは12,14,18,20dotの4段階の大きさに調整。
  • Pebble2での動作に配慮し、12dot文字だけは太字と細字を、それ以外の3サイズの文字は太字のみの搭載としました。
  • 全フォントのベースラインをアルファベットの文字に合わせ改めて調整。
  • フォント内から半角カナ、記号類を含め6000文字弱を詰め込んであります。

Google漢字頻度データを参考に、使用頻度上位5500文字程度を採用しました。)

  • メニュー翻訳、機能翻訳は、akt09と同じものを取り込んであります。Fw4.30準拠です。一部Pebbleの動作に差しさわりある部分は意図的に翻訳を行っていない場所がございます。

ライセンス

全てpublic domainフォントを使用しております。
以下の条件を満たす場合にのみ、自由に再配布する事を認めます。

  • 内容の改変を行わないこと。
  • 無償である事

尚、本日本語言語パックを使用した事による問題や、それにより損害が生じた場合、損害に対する保証は出来かねますので、あらかじめご了承ください。

謝意

ダウンロード先

日本語言語パックは以下からダウンロードできます。
ファイル単体での公開となります。
いつものYahoo!Boxです。
スマートフォンなどからのダウンロードの際は、ブラウザの「PCサイトモード」でのアクセスをお勧めします。
https://yahoo.jp/box/Ka2TFh

OneDriveに配布元が変更となりました。以下のページからダウンロードできます。
Pebble日本語言語パックのダウンロード先変更(2020年9月) - あおしまの日記

注意

動作確認はPebbleTime/Fw4.4.0-rbl/FactoryReset済の環境で行っています。
お使いのWatchappとの関係でリセットが頻発する場合などは、使用をお控え下さい。

Pebbleサーバー停止に寄せて

Pebble社のWeb上のサービスは、6月いっぱいで停止するというお話でした、が、現在7月3日時点では、まだAppStoreなどへのアクセスが可能です。このタイミングで、まとめて書いておくのもいいかなあと思って、つらつら書きます。

Fitbitへの身売り解散から1年半、もう無くなった会社にしては素晴らしいソフトランディングであったと思います。

私自身は、まだPebbleTime/PebbleTimeSteelを使用しています。そして今後はよくわかりませんが、Rebbleへの代替サービスの移動も始まろうとしています。

私は音声サービスも使っていませんし、気の利いたアプリを使ってもいません。しかしSMSの送受信と、なにかスマホのメッセージが受け取れるだけのインフォメーション端末として、Pebbleはまだまだ代替機器は存在しません。私にはヘルストラッカー機能はいりません。*1

ただ腕で時計を表示しつつ、リアルタイム情報の送受信の補助をしてくれる、それだけの簡素な機械が、他社によって代替される気配すらないというのが虚しいところです。

Pebbleサイトなき時代に備えて

そこで、自分の使う範囲での保守は自分でやろうという事で、以下のサイトを参考に、watchfaceやらFirmwareやらを確保しました。
https://github.com/takumaniihara/PebbleMemo

また、Pebbleアプリ(スマホ側)は、最後の更新が行われた模様です。(個人的には言語パック、Fwの更新画面はスキップできるようにして欲しかったんですが。)

日本語言語パックについて

そして、日本語言語パックにつきましても、改良の過程で呆れるほど数を作りましたが、これ以上改良のご意見もないようですので、全機種向けの最終形でありますakt10、Fw3系モノクロ旧機種用のaktmono、拡大文字用のapkbig3を除きまして、公開を停止させていただきました。

つきましては、今後、Pebbleの日本語言語パックにつきましては、当ページより以下の3つの中から用途に応じて取得してください。全て.pblファイル単体でのダウンロードができるようにしてあります。

追加

以下の日本語パックを作成しました。メニュー翻訳が欲しい方向けです。.pblファイル単体でのダウンロードができるようにしてあります。

配布元変更について

OneDriveに配布元が変更となりました。以下のページからダウンロードできます。
Pebble日本語言語パックのダウンロード先変更(2020年9月) - あおしまの日記

最後に

私はPebbleはまだまだ使っていくだろうと思います。その間ぐらいは、私のできる範囲で、ユーザーさんの支えになることを、細々続けていこうかなあと思っています。

*1:心拍計はどうも腕がかぶれます。

Yukiwikiの個別ページをScrapboxの書式に擦り合わせる

ファイル名をunquoteしてある前提で、YukiwikiのファイルをScrapboxに貼り付けて困るのは、リンクのルールが一重大かっこである点です。二重大かっこですと、太字になるだけです。

そこで、YukiwikiのWikinameすなわちリンクワードを、二重大かっこ[[]]から一重大かっこ[]に置換することで、コピペ貼り付けの時にいちいち括弧を取り除く必要がなくなります。

ほんとはこれにURLを一重かっこで囲うのも入れたかったが、とりあえず移行できればいいのでさぼりました。URL続きの日本語もリンクになってしまうので、そのうちやります。InterWikiもURL補完したかったのですが、これは難しそうなのでやっていません。

こちらもpythonでやりたかったですが、上ので懲りたので、目的優先でperlに逃げました。この作業はWindows上でやりましたので、ファイル名がshiftjisであることを前提にしています。他の環境の方はEncodeのあたりを調整してください。

これのおかげで、だいぶコピペが捗りまして、400ページ強の全データをScrapboxに移行でき、ページ同士のリンク関係もある程度Scrapbox上で構築できました。

use Encode;
 
 while(<.//res//*.txt>){
 	$fname = $_;
 	#ファイル名だけ抽出する(*.txt)
 	$fname =~ s/\.\/\/res\/\///;
 	print $fname."\n";
 
 	#ファイルをオープン
 	open(FH,".//res//$fname");
 	open(FH2,"> .//res2//$fname");
 
 	# Scrapbox用に、先頭にファイル名=タイトル名(.txtを取り去る)を書き込む
 	#ファイル名=shiftjisなので、デコードした上で本文と同じEUCで書きこむ。
 	$fname =~ s/\.txt$//;
 	my $decoded = Encode::decode("shiftjis", $fname);
 	my $fname_euc = Encode::encode("euc-jp", $decoded);
 	print  FH2 $fname_euc."\n\n";
 
 	#ファイルを1行ごとに読み込み、2重カギカッコを1重にして吐き出す
 	while(<FH>){
 		$line = $_;
 		$line =~ s/\[\[(.+)\]\]/\[$1\]/g;
 		print FH2 $line; 
 	}
 	
 	#ファイルを閉じる
 	close (FH2);
 	close (FH);
 }