電子部品を探していたらセミオーダーで部品を作ってもらった話
先日、twitterかどっかでこんな話が回ってきた。
okamototomohiro.com
へーこんなはなしがあるんだー(ほじほじ)てな具合で、どこか知らないパラレルワールドの話だと思っていました。
しかし、とある電子部品*1を探していたら、結局出来合いの品は存在しないという
事に行き当たりまして、別に私は事業者でも何でもないんですが、いよいよ魔窟アリババに踏み込まねば入手できないぞ、
という時が来てしまいました訳であります。
で、上のレポートの話にもかかわるんですが、あそこは基本的に検索して探していきあたった商品を見ていると
「○○をお探しですか?」というメッセージが来て、そこからなし崩し的にチャット商談にもつれ込むシステムに
なっている様なんですね。
ちょっと古い例えで言えば、mixiの足跡から逆に声を掛けられて、直メッセージスレッドに流れ込むような、そんなイメージです。
でもこれって、秋葉のガード下で電子部品探した事のある感覚と、似てるっちゃあ似てるわけです。
詳しくは書きませんが、事務のおねーちゃん的な人が声を掛けてきたりして、そのチャットルーム?的なところでサイズだの
仕様だののチャットが英語で行われて、ないとなったらさようなら、で結構ドライに話が途切れて、仕様ががわかりにくいと
エンジニアに聞いてくるから待ってろと言われ、あるとなったら数だのなんだのの話になりまして。
繰り返しますけど私は事業者ではない個人ですが、「サンプル程度で買いたい」というと、それでも許容してくれる会社はあって、
話がまとまるとすぐにPaypal支払いリンク付きのインボイスが送られてくるんです。
それにお金を払うと、物の数日で通関まで行われて、いま手元に品があるわけです。
中国って凄い国だなあ、と思った時に、はたと上のリンクの話を思い出した訳です。私はCADだの繰り出して凄い事をしたわけじゃないけど「やってる事、同じじゃん!」と。
昭和の時代の「大田区」なんて、こんな感じがもっと荒っぽく進行してたのかなあ、と思うような活気が、海の向こうの大陸から、
webmallを介して感じられて。こりゃあ、凄い国だわ。
昔の方が、お商売にならないかもしれない物に、対応できる余裕があったって事なのかもしれないですね。
日本で、この枠組みがあったとして、検索で引っかかった外人相手に、英語チャットで商談に巻き込める人、どれだけ居るんだろうか?
翻って、昨今の日本人、やれ最少個数がとか個人には売らないとか、理由を付けてはお断りするけど、海の向こうの
活況に比べてしまうと、仕事してねーなー、と、ヒシヒシと感じてしまいました。
そして、ちょっと落ち込みました。これには勝てません、と。
*1:スマートウォッチ関連ではあるんですが