あおしまの日記

あおしまさんの日記らしいです。個人的に興味がある事を時々書きます。スマートウォッチPebble日本語パックを作成、公開しています。

小学校から英語はやるべきか?

ちょっと前の話ですが、「英語は小学生からやるべき」という答申に対し、新任の伊吹文部科学大臣がノーと言った件に関して、少し言いたい事もあるので書いてみる。

基本的には「その前にやる事あるだろう」という立ち位置で私は小学校からの英語教育は不必要だと考える立場です。

現行6年間のあいだ教育しておいてこれだけ英語が駄目な人ばかりという現状に対して、ただ幼少期の学習効果に期待して学ぶ時間を長くすればよいというのは、竹槍訓練のごとき裏付けのない空論に過ぎない。まずは現状の何がまずいのか、そこから始めなければならないと私は考えます。しかし、日本の英語学やってる人達からしてここまで100年以上同じ方法にどっぷり浸かって継承されてしまうと、何が悪いのかすらわかっていないでしょうから、専門家集めても何も具体論は出ないでしょう。

私は近代日本史を辿る事で解決出来ると考えています。福澤諭吉をはじめ適塾の呪縛からどれだけ逃れられるか,が鍵だと考えます。ただ、本当に教育法変更をやるとすると、現状では英語の教員がいちばん混乱してついて来られないと思います。そこが最大の問題かもしれません。逆に、現状のまま幼少期からやっても中学以降の教育法が変わらなければ、それまでの効果は中学以降の時点で全て霧散する事になるでしょう。

そうであれば、きっと無駄になる授業に時間を割くぐらいなら、まずは国語の時間に割いた方がましだと考えますし、国語に必要な論理思考力を養うなら、国語の前に算数の時間を多く割く事から始めるべきです。いまや九九がわからないまま小学校を出て、中学、高校まで出たあげく、うっかりすると大学にまで入れてしまう世の中です。論理思考力がないからキレざるを得ない人が増えているんじゃないですか?ですから、私は社会の安定のためにも、もっと算数に力を入れるべきだと考えます。