三木さんの半角カナデザイン用具
- この写真は、2003年にせんだいメディアテークで行われた「文字展@smt」中に開催されたオープンセミナー中に、長岡造形大学の小泉均先生が持参、紹介された物を撮影したものです。
- この物の由来については、小泉先生がこれを紹介するさいにお話されました。
- 大きさはほぼマッチ箱大、平たくて大きめのマッチ箱大です。何かの箱の厚紙を切り取って箱状にした物に、行方向に針金を通し、その針金に5行7列計35個のオレンジ色のプラスチックもしくはセルロイド製の玉を通してあります。
- 玉を通す針金は、エメラルドグリーンのビニールカバーが施されたゼムクリップを伸ばしたものの様に見えました。またオレンジ球の半球だけを黒に塗り、回転させる事が出来ます。
- 玉を回転させることである玉を黒く、あるたまをオレンジにすることで、黒くなったりならなかったりを、ビットマップの点になぞらえて文字形を検討したものと思われます。右手の手のひらに持つと、親指だけで操作出来ます。
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- この前段階に、IBMの電動カナタイプライターという物が存在ました。本来英語文字向けのものですが、そのボール状の付け替えるヘッドに半角カナの物がありました。その半角カナの文字に対応する、画面に出すためのビットマップフォントを作る検討をした物と思われます。