あおしまの日記

あおしまさんの日記らしいです。個人的に興味がある事を時々書きます。スマートウォッチPebble日本語パックを作成、公開しています。

やっときた

http://d.hatena.ne.jp/rhb/20091223/p1

やっとこういう話が出せる世の中になったんだなあという感慨があります。
私が習った頃*1には「人には言ってはいけない秘技」みたいな習い方をしていたので、その癖があってどうにも歯に物挟まった言い方しか出来なかったのです。*2

Longmanでdetについての研究がされはじめたのが70年代後半とか80年代に入ってとか聞いていて、90年代は向こうでは10年の間にある程度共通認識として広まりつつある頃だったので、もう冠詞とか個別にするのメンドイいうのがありました。

  • -'sを使うとき

というのは、これは僕はdetだと考える。myとかと同じ。
使うべきは、修飾すべき名詞に対し、これひと言で前置修飾の片が付く時、かなあ?

  • ofを使うとき

これは名詞に対して後置修飾ユニットを繋げる時、もっと言うと、これから先延々説明を継ぎ足して行く可能性がある時、かなあ?

何となくそういう感じで私は使い分けてます。


英語は名詞の前の修飾を出来るだけ軽くしよう軽くしようとする傾向があって、最長でも可能性としてdet*3+pron+adj の5語ぐらいのうちに収まるはず。それを逸脱して説明したい時には名詞の後ろ側から句なり節なりで説明を継ぎ足して言う事になり、そのうち短めの物は前置詞句を用いるし、そのうちofというのは、あくまでその説明したい物の実態とか中心を指して何か言おうとする時に使うだろう選択肢のひとつに過ぎないと私は考えています。ですからofほどではないけれども、もっとブワブワして大まかな説明のときはabout使うだろうし、視点が異なれば別の選択肢も出て来る訳で。もっとちゃんと説明したい時にはthatやらwhoやらで始まる文で説明を継ぎ足して行くだろう事になると思う。

英語の名詞を中心とする修飾構造は再帰的な構造を取るので、Bill JoyがviでやるコーディングスタイルのようにGoing my wayで延々後付けで何でも言えると言えば言えるのです。だからイエスかノーかの骨子だけ確立して行けば、文型なんか正直どうでも良くてあとは延々思いついた事を継ぎ足し継ぎ足しして行けばいいので、日本語のように真偽が反転反転しながら空気読めって言うよりはラクチンだと考える。その起点としてdetは良いチェックポイントになると思っているし、そんな考え方を刷り込まれたのでそれ以降はこれ一本槍で過ごしているけれども、話と聴のフローにも自然に対応出来るし困った事が無い。これを習ったときは1年遠回りしたなあと思ったけれども、その後を考えるとあの1年は僕の人生にとって非常に得る物が大きかった1年でした。