あおしまの日記

あおしまさんの日記らしいです。個人的に興味がある事を時々書きます。スマートウォッチPebble日本語パックを作成、公開しています。

LIXIL B21-HCRを自力で作ってみた(風呂の排水口のストレーナー)

事の発端

風呂の掃除をしていた時に、ストレーナーを掃除したところ、経年劣化で割れた部分が出来た。

購入検討

LIXILB21-HCRという型番らしい。 1個132円。
本体価格のわりに送料が結構高い。
しかも1つ買って数年使う事になる。たくさん買ってもあまり意味がない。

しかも、プラスチック部品......!

という訳で、3Dプリンタでの出力に挑戦する事にしました。

設計

採寸して、OpenSCADで形を作りました。
あまり薄肉だと割れやすかったり成型に失敗しそうなので、肉厚を1.5mmに拡張しました。
(サポートを剥がすときにも筐体強度はあったほうがいいので。)

私は3DCADの操作が苦手なので、基本的にOpenSCAD使ってます。
こういう幾何学図形の組み合わせ、特に繰り返し部分があるのはOpenSCAD便利です。

出来ました

という訳で、こんな感じになりました。

f:id:aoshimak:20210131121202j:plain

出力

実物は左、3Dプリンタ製の物は右です。
f:id:aoshimak:20210131121845j:plain

公開

もしSTLがあれば自分も出力してみたいと思う、検索でたどり着いた未来の奇特な方のために、おすそ分けです。
www.thingiverse.com

配布ファイル内のSTLデータを出力してください。
この形状なのでサポートは必須です。線形サポートの方が外しやすいと思います。
OpenSCADに興味がある方はソースを覗くと面白いかもしれません。

注意事項

肉厚にした分、純正に比べてごみが詰まりやすいなどのデメリットもあると思います。
お使いになるのは自己責任でお願いします。

後日談

どうやらタカラスタンダードの一部のシステムバスでも使用する部品らしいです。
品番10190869 型番は同じB21-HCRです。
support.takara-standard.co.jp