あおしまの日記

あおしまさんの日記らしいです。個人的に興味がある事を時々書きます。スマートウォッチPebble日本語パックを作成、公開しています。

pomeraはすごい

KING JIMから、pomeraポメラ)というテキスト打ち機械が現れたそうで。あそこまでの割り切りの良さには敬意を表したい。ニュース記事見たときに目が覚めた。
http://www.kingjim.co.jp/pomera/index.html

価格については、おそらく(電子辞書−辞書ライセンス料+ATOK移植料)だろうと推測する。そう考えると妥当な金額。ハードとしてはどこがOEMしているのかが興味津々。液晶パネルなんかもそれ向けを流用して居るのではないだろうか?CPUがuITRON系だという話*1も出ているようなので、OSを移植してナントカ、というのは厳しそうな気がします。

この機械、若い人には見えない市場が、結構侮れないかもしれない。エルダーエイジ向けの雑誌や通販生活で紹介されたら、60代以上で俳句や日々の随筆を書く層、昔はワープロに手を出したけれどもワープロが無くなった市場で放置されている人々に少なくない数売れる可能性もある。パソコン講座でMicrosoft Wordを習ったけれども......なんて層。パソコンは子の代から買わされているけれども......なんて層。そんな「使えないパソコン」一式を、この機械の子機として「テキスト吸い出し整形印刷機」に変えることが出来たら、救われる人も居るだろうなあ。あの人たちには何でもてきる高価な機械には価値を見出さないが、確実に単機能が出来る機械なら高くても買う。

ただ、「ただのテキスト打ち機にそんなに出せるか!」という人も居るようだ。*2そんな連中はどうせ買わない層なので無視してれば良いと思う。だいいちはてブなんかに生息している連中はパソコン使う生活で何も困っていないんだから。他にも、パソコンを使う人、携帯電話をメモに使う人、UMPCを使う人は端から相手にしていないと思う。ただ、両手持ちや膝上を考えない、机に正対することを前提としたデザインは、移動中の人を切っている気がするのは残念だ。だいいち、事務機屋さんだからしょうがないのかもしれないが、スーツ姿の男性女性と一緒に写真を撮っている時点で狙いを外している気がする。いまや大企業ほど、情報漏洩対策だのコンプライアンスだのの縛りがあって、あんな電子デバイス持ち込めませんから。

そんな層には、両手持ちで親指入力が出来て、はっきりくっきりフォントでPOBox由来の予測入力が出来て、4KBまでのテキスト入力がほぼ無限に出来る機械が3万ほどで売られている。こちらの方が向いているような気がする。

しかもカラー高解像度液晶を持っていて、無線LAN接続が出来てメモリカードが入れられて、ネット接続が出来てWeb見れて、デジカメ付いて音楽聴けて動画再生可能、skypeまで出来てしまう機械。ここまで言えばわかるかもしれません。そう、myloは現在、3万前後から入手可能なのです。

pomeraに文句を言う層は、myloをテキスト打ち用途に買えば幸せになれると思う。

SONY <mylo>パーソナルコミュニケーター(ホワイト) COM-2/W

SONY パーソナルコミュニケーター(ホワイト) COM-2/W

注:私はソニーの回し者ではありません。あしからず。ただし、この機能はメインで押されていないので、対外的に目立ってないことが残念だと思っているわけです。