Kingroon KP3Sを購入した①
Kingroon KP3Sを購入しました
昨年9月末ごろに、Adventurer3のガラエポ化に四苦八苦している最中に魔が差しまして、kingroon KP3Sを購入しました。*1
きっかけ
きっかけは、Adventurer3の樹脂の吐出量とその調整方法を悩んでいる中で、以下のページに出会ってしまったからでした。(今思えば、これが沼の入口でした。)
hitoriblog.com
購入
時期的にKP3S次期モデル(現KP3SPro)が出る直前という事もあり、セール気味になっていたので買いました。22000円ぐらいだったと思います。また公式の国内在庫からすぐ発送されそうなのも決め手でした。
到着
到着してすぐに組み立てには掛かれなかったものの、こちらのサイトを隅々まで読んで、組み立てに掛かりました。
hitoriblog.com
ありがたい事に、沼の原因になるような加工上の不具合がない製品に当たったようで、心配していたZ軸のブレなどは起こりませんでした。
ただし、わたしが入手したのはほぼ最終形態であるVer3のモデルでしたので、上の情報とは異なる部分がいくつかありまして、そこは自力で調べて進めていきました。
- Z軸の接合部品がちょっと変更されてた(使い方は同じ)
- TITANエクストルーダー
- ノズルなどの部品の規格(ノズルはMK8という規格のようです)
動作確認
とりあえず組み立てた後、動作確認をするために、curaを入れて、公式からセッティングを持ってきました。
kingroon.com
手持ちのPLAフィラメントをとりあえず使い、とりあえずは1層平板の出力に向けて、ヘッドのすき間の調整、curaの条件設定などを詰めたうえで、単純図形(立方体や円筒など)がきれいに出せるようになり、それらをこなした上で、無事船も出すことができました。
確かに、この機械はちゃんと組みあがっていれば、精度が良く速い造形が出来そうだと感じました。ヘッドの動きのキレ、加熱の速さ、ベッドの4点調整、Adventurer3で欲しかったものがここにある!という感じです。
逆に言えば、Adventurer3で培った基礎をもとにして、KP3S情報の先輩ブログを参考にしながら山を登るという感じです。
基礎が無いとちょっと辛いところもあるかもしれません。
そういう意味で、わたしが今までで一番大きな影響を受けた、基礎の勉強になったサイトを改めてご紹介しておきます。
*2
makership.co.jp
何があっても、ゆっくりで良いから大きな1層平板がきちんと出せるようにすべてを調整するのが基礎だと考えていて、これはKP3Sでも通用しました。*3
盛り上がった野望
ここまでで「意外にもデキる奴」という事がわかったので、むくむくと野望が盛り上がりました。
- もちょっといろいろ整備したい
- ガラエポ板を入れたい
- ノズルの太いのも入れたい
- スピード速く作りたい、大きい物を作りたい
- PLA以外の材料にも挑戦したい。特にPETGとか。
ということで、これらの野望と戦った中で起きた、機械の整備、改造、トラブルについては、また後日書き足します。
ちなみに、現状ガラエポ+0.6mmノズルでPETGでふつーに出力やってます。
この剛性に慣れると、PLAに戻れなくなりそうです。
*1:私のThingiverseのサイトをご存じの方は、薄々感づいていたかも?です。
*2:このサイトのおかげで、わたしはケープもマスキングテープも今まで使わずにすんでいます。
*3:この後ガラエポ基板に交換してもまた条件出しをやり直しました。