あおしまの日記

あおしまさんの日記らしいです。個人的に興味がある事を時々書きます。スマートウォッチPebble日本語パックを作成、公開しています。

Yukiwikiのページ群の名前をunquoteする(python3)

このダイアリーは、もともとYukiwikiを使っていた時の情報を、記法が似通った場所に移行させたいという事で開設したものでした。その時もごく一部の公開すべきネタは移行しておりました。

ただそれも限界がありますし、Scrapboxは増井さんからお誘いを受けてぼちぼち使っていまして、そろそろYukiwiki時代の全情報を移行しようかなあという気になりました。

Yukiwikiの個々のデータはテキストファイルになっていて、quoteされた文字列がファイル名になっているので、どのファイルが何なのかがわかりにくいのが難点です。そこで、今後の作業に先立ち各ページのファイル名を可視化するため、ファイル名をunquoteすることにしました。

ファイル名を2文字ずつ行列にし、%で挟んで電車つなぎにした上で、urllib.parseに通してunuoteした上で、ファイル名の変更コピーをする作戦です。
pythonの手習い目的です。もっとエレガントな方法があるはずですが、今手出しできる材料ではこれが限界でした。
#エラーと戦っていまだによくわからないけれども。

注意:予め直下に出力ディレクトリ./res/を用意しとかないと死にます。

 import os
 import sys
 import glob
 import re
 import urllib.parse
 import shutil
 
 path = "./cgi-bin/wal/WalWiki/wiki"
 files = glob.glob(path + '/*.txt')
 
 outpath = "./res/"
 
 for f in files:
 	val = re.findall(r"[A-Fa-f0-9][A-Fa-f0-9]",f)
 	ch = '%'+'%'.join(val)
 	result = urllib.parse.unquote_plus(ch, encoding='euc_jp', errors='ignore')
 #	print (result)
 
 # filenameのエスケープ
 #	result2 = result.replace('/','_')
 	result2 = re.sub(r'[/:]+', '_', result)
 	
 	newname = outpath + result2 + '.txt'
 #	print (newname)
 	shutil.copy(f, newname)

NASが欲しい気分になった

NASが欲しい気分になった

ここのところ録画も溜まっていくので、コンパクトな機械を探していると遭遇するNASなるものが欲しい気分になりました。便利そうなのですが、いくつか自分の用途に合わない点が。

  • XFSで録画済のディスクを受け入れられそうな市販NAS機種がない。新規HDD突っ込んでデータコピーしてるほど暇じゃない。
  • FreeNASも同様。ZFSかあorz
  • マウントしてSamba喋れればべつに管理システムは要らないかも?
  • 気分が乗れば、openmediavault考えてもいいか?
  • HDD4台入りの箱+RasPiで、4台ずつ管理していくのもアリだけどつまらない。

そこで、NASケースを探索することにした。

NASケースいろいろ

数年前だといろいろあったんでしょうが、今や「売ってるぞ」というNASケースはこれぐらい。しかし、秋葉原まで行く旅費を考えたら通販で買える物の方が、と思って敬遠。
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1058737.html

これは数年前に出てましたが、その後談が途絶えているし、使ってる話も見当たらず、何かあったのだろうと思って敬遠。
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/594255.html

じゃあ海外に目を転じて、となると、
http://www.u-nas.com/xcart/product.php?productid=17638&cat=249&page=1
なんですが、これって1つ上のと同じじゃないのかな?と思うのと、この円安時代に海外通販かあorzというのもあって、敬遠。

結局これらのどれでもないところに落ち着きました。

自作するとして、基板選びは?

ケースの大きさの関係から、HDD4台モデルを考慮することにして、基板を選ぶ。CPUオンボードもだいぶ絶えて久しい訳でありますが、SATA4つではOSをどこに入れるかという話もあり、だからといって数万もするSuperMicroの基板を選べない懐事情もあり、J4205やJ3455で落ち着きそうになりました。(というかそれしか見えていなかった。)OSは最悪USBメモリに導入まで考えていました。これならDDR3-SODIMMも4GBのが手元にあるし、というのも背景にあり。

ASRock Apollo lake搭載 Mini-ITXマザーボード J3455-ITX

ASRock Apollo lake搭載 Mini-ITXマザーボード J3455-ITX

ASRock Apollo lake搭載 Mini-ITX マザーボード J4205-ITX

ASRock Apollo lake搭載 Mini-ITX マザーボード J4205-ITX

他にも、予算圧縮でAMD系という手もありましたが、組み合わせるCPUを考えた時の消費電力とクーラーのデカさ(うるささ)で敬遠。SATA6本は非常に魅力でした。(それにWifi要らない。)

AMDオンボードの機種もSATA多いし消費電力少ないし、FreeNAS目的だけなら行きそうになっていました。すごくそそられました。しかし、この頃になると「NAS機にPT3x1のマシンを統合=PT3を動かすかも?」という大同合併も考えはじめていて、AMD筋はこの先の作業が読めないので、泣く泣く切りました。

ここで1日置いて、うちにはQ3PEの予備実験に使ったまま放置していた機械があり、CPUとM.2-SSDも転用できれば、CPU別の基板でもいけそうな気がしてきました。思いなおして候補に挙がったのは以下。

しかしこれらはゲーム用らしいし、Wifi要らない、Ether2本要らないので、敬遠。

最終的にはここまで出た物は選ばず、以下の仕様の基板で手を打ちました。

  • Mini-ITX
  • LGA1151
  • SATA4本
  • メモリ1本装着(8GB)
  • M.2 SSDSATAタイプ)
  • CPUはG4400(転用)+標準ファン
  • SSDはWD Blue256GB(転用)

こういう基板を探す時に、kakaku.comはどうにも困ります。
Wifi用のM.2とSSD用のM.2とがどちらも同じ扱いの上、SSD用でもSATAタイプとPCIeタイプがあって、手持ちの物が使える物と使えない物とがあるとの事で、そこまで吟味となるともう直接メーカーの仕様を追わなければ確定できないので、いいなあと思っても弾かれる基板が多かったです。

ただこの方向性が固まったら、あとはトントンと決まって行きました。
本当はケースの仕様に照らしてSATAコネクタや電源コネクタの位置ももっと詰めて検討したかったのですが、選択肢が限られる事と、時間と予算がなかったこともあって、やりきれなかったのが後悔です。

組み付け

組み付けは比較的やりやすいケースでした。物としてはしっかりした構造で定評のあるメーカーでしたので、そこは信じてOKでした。特にHDD取り付けトレイの出来が良いです。

ケースには説明書が付いて来ません。メーカーサイトにPDFがあり、ある程度はそれが参考になります。肝心の部分が一部欠けてる事から海外掲示板では炎上していましたが、しつこく検索すれば出て来ましたので、これについてもそんな困ることもなく、また問題の部分はマザーボードから電源を取ればUEFIからの制御で用は足せましたので、激しいストレージ用途でなければ当面これでいいんでないかと思っています。

基板が取り出しやすいとはいえ、流石にHP microserverのようにはいかず、電源ケーブルなどは延長ケーブルを使う事で出し入れにゆとりを持たせました。CPU電源は標準ママでちょうど良い長さです。

また、SATAケーブルについてはロック付きのしなやかなケーブルで片方L字の物を4本別に調達することで、ケース内の配線をすっきりさせた上に空間とエアフローも確保できました。ケーブルにはお金払った方が良かったです。

HDD電源以外のコネクタ類は、トップ部分にまとめてしまいましたが、要らない人はカットして始末するのもアリだと思います。わたしはやりませんでしたが、トップにスリムDVDなんかを入れたら、リッピング用にも向いているかもしれません。

1つだけあるPCIeには予定通りPT3を移植しました。ロープロ金具に変更して据えると、ここもトレイごと引っ張り出せるようになります。その際、ケースファンのワイヤが色々邪魔なのですが、ファンの取り付け位置を回転させることである程度回避できました。ファンは案外静かなので静音の物に交換するまでもないのが助かりました。

ソフト的なところ

ファンコントロールUEFIでやらせています。静か目にセットしてもHDD4台入でケース内30度台なので、これからの季節の事を考えても困る事はないと思っています。

OSなど

Ubuntu16.04.3LTS(server)をUSBメモリから導入。Silicon2SiliconのOS導入は早いですね。
その後はmirakurun、rivarun、chinachu-γを導入しています。PT3は別ドライバの方で従来通りの方法での作動です。ここら辺は公式サイト等の通りです。

HDDのマウント

XFSのディスク4台のうち、1台は予備的な録画ディスク、3台は従来の録画済ディスクです。それらはマウント後にSamba経由で家庭内ならどこからでも見えるようになっています。ついでに月別にフォルダを掘って整理しましたので、過去録を追いやすくなっています。

今後の予定

HDDをUSB外箱にあと4台入れてつなぎ、ここをメディア集中鯖兼予備録画マシンにしていきたいです。予想では2〜3年分のデータが待ってるはずなので、まずはここまでぶら下げが終わったら、あとはRasPi3にKodi+Chinachuプラグイン導入で再生側を整備できれば、テレビ機種依存からは脱せそうです。

新たなCSVエディタに遭遇する

新たなCSVエディタに遭遇する

CSVエディタは、数年前までKutoCSVEditorを使っていました。
しかし、ここのところ起動しても落ちるので、あれこれと使っていましたがしっくり来ません。
UTF-8対応がまずいとか、エディタの変形であるとか、フォントサイズが変えられないとか、等々。
もう他に選択肢無がいんだろうなあと思ってあきらめていましたが、久々に気が向いて検索、Cassavaというのに遭遇しました。
http://www.asukaze.net/soft/cassava/

更新もほぼリアルタイムで行われており、操作も悪くありません。
フォントサイズも指定できますし、UTF-8も読み込みに支障ありません。
マクロ機能もあります。

XMLマクロに触発されて、レジ用マクロを書く。

Cassavaの公開マクロを眺めていると、XML出力マクロがあるのに気付きました。
中を見るとそれほど難しくなさそうでしたので、レジ導入時に書いたPerlスクリプト*1をこれに代替させる事にしました。
やってる事は、項目数の総計を入れ込むこと、各情報を適切な位置に埋め込むこと、だけです。
商品名の文字長のチェックは行っていませんので、データ段階でスクリーニングしてお使い下さい。

  • データは「コード」「商品名(全角8文字)」「所属部門」「単価」の順に4項目からなるCSVで用意します。1行目は項目行として扱い、2行目からのデータを処理します。
  • マクロのインストールはCassavaのExportフォルダに下記プログラムを「XEA4x7.cms」というファイル名で入れることで行います。
  • 変換したいCSVデータをCassavaで開いておき、「ファイル」メニューの「エクスポート」を選び実行します。
  • 出力されたファイルを「PLU-JAN.xml」に改名する事で、SDカード経由でのPLU/JANデータ更新に利用する事ができます。
// SHARP XE-A407/A417 CSVデータ to レジ内部形式XML 出力
//   for Cassava CSV editor
//            2017.08.13  Kaz Aoshima
// 
// Cassava CSV editorのマクロ機能を使い、価格表データから
// SHARPレジのSDカード経由で送り込めるPLU/JANデータ(XML形式)を
// 作成します。
// 
//  元データは以下の4項目からなるCSVであることが前提です。
// コード,商品名(全角8文字),所属部門,単価,
// 1行目は項目行として扱い、2行目からのデータを処理します。
// 
// このデータを編集または開いておいて、エクスポートにより変換を行います。
// 文字長チェックは行っていませんので、事前にスクリーニングをお願いします。
// 
// 導入は、CasssavaのExportマクロフォルダ(プログラム本体のある場所の中)へ
// コピーして行います。ファイル名は「XEA4x7.cms」にします。
// 
// 実行は、用意したデータをCassavaで開いておき、[ファイル]メニュー内
// [エクスポート]を選び、形式から当マクロを選択、実行します。
// 
// 出力されたファイルを「PLU-JAN.xml」に改名する事で、SDカード経由での
// PLU/JANデータ更新に利用する事ができます。

B = Bottom;
// x = 1;
// y = 1;
Data = B-1;

writeln("<?xml version=\"1.0\" encoding=\"utf-8\"?>");
writeln("<FILE FILE_NO=\"0x11\" FILE_NAME=\"PLU\" MAX_BLOCK_NUM=\"1\" MAX_RECORD_NUM=" + Data + " VERSION=\"A407J\">");

for( y = 2; y <= B; y++)
{
  writeln("    <RECORD PLU_CODE=\"" + [1,y] + "\">");
  writeln("      <FIELD FIELD_NO=\"1\" CONTENTS=\"Preset\">");
  writeln("        <DEPARTMENT>" + [3,y] + "</DEPARTMENT>");
  writeln("        <PROGRAM>");
  writeln("          <AUTO_DELETE>No</AUTO_DELETE>");
  writeln("          <ENTRY_TYPE>Preset</ENTRY_TYPE>");
  writeln("        </PROGRAM>");
  writeln("        <MENU_TYPE>");
  writeln("          <MENU_TYPE>Normal</MENU_TYPE>");
  writeln("        </MENU_TYPE>");
  writeln("        <LNKSET_TABLE_NO>0</LNKSET_TABLE_NO>");
  writeln("        <PLU_GROUP_NO>0</PLU_GROUP_NO>");
  writeln("        <MIXMATCH_TABLE>0</MIXMATCH_TABLE>");
  writeln("      </FIELD>");
  writeln("      <FIELD FIELD_NO=\"3\" CONTENTS=\"PLU Price\">");
  writeln("        <PRICE>" + [4,y] + "</PRICE>");
  writeln("      </FIELD>");
  writeln("      <FIELD FIELD_NO=\"4\" CONTENTS=\"PLU Text\">");
  writeln("        <TEXT>" + [2,y] + "</TEXT>");
  writeln("      </FIELD>");
  writeln("    </RECORD>");
}

writeln("  </BLOCK>");
writeln("</FILE>");


久々にPebbleネタ2つ

久々にPebbleネタ2つ

Pebbleは順調に使い続けています。夏になって自作の綿テープNATOバンドに交換しました。さらっとしていて、かぶれとも無縁です。

Pebbleアプリが更新

正直期待していなかったのですが、Pebbleアプリが先月末に更新されていました。
Watchfaceの画像が出ない問題が解消されているようです。

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.getpebble.android.basalt&hl=ja

Pebbleにメッセージが飛んでこない問題が解決した話

Pebbleを使い続けてきてたまに起きたり起きなかったりと悩まされてきた問題がありました。それはスマホ側からのメッセージ(システムメッセージ、SMS、SNSアプリのメッセージ等)が飛んでこないことです。
ただ長く扱っているとうっすらと傾向が見えてきました。それは「Yahoo!アプリが何かのメッセージを出した後は、メッセージ送信全体が途絶する。」のではないか、という事。特に、気象の警戒情報や「システムが重くなっている」とかいうおせっかい情報などの後は、ぴたりとメッセージが飛んできません。個人的には、SMSが転送されてこないと色々困るので、治るなら良いのだけど、とは思っていました。
そこで、意を決してYahooアプリを削除して、1ヶ月ほど様子を見ています。今のところ、「メッセージが来るはずの状況で飛んでこなくなった」事は起きていません。

これはPebbleアプリの更新より前にやっていた事なので、今回のPebbleアプリの更新とは関係ないと思いますが、もし同様の症状でお困りでしたらお試し下さい。

Pebbleを買い足しました

Pebbleを買い足しました

この期に及んで、という話もありますが、Pebbleを買い足しました。
購入したのは以下の2点です。

本当はPebble2SEを買ってますが、リンクがないので。

これでとりあえず、各モデル1機種ずつは揃いましたので、以後困る事もないでしょう。

Pebble2SEについて

Pebble2の心拍数計は便利に使っていたんですが、そこだけ腕に痕が付くのと、かぶれる事があって、心拍数なしに移行したい希望がありました。状態の良い中古が手に入ったので、使っていたPebble2と差し替えました。

感じた事

Pebble2の時にはFwのアップデートならびに言語パックの転送で頻繁に失敗していましたが、母艦は同じでも今回はそういうことは起きませんでした。持っていたPebble2の個体が良くなかったのか、それともPebble2のBTの設計が良くないのかはわかりませんが、切断再接続も問題なく、ファイル転送も問題ありませんでしたので、こちらを常用したいと思いました。
Fw4.3で使用していますが、特に困った事は起きていません。電話帳のリンクおよびSendTextも正常に機能しています。

PebbleTimeSteelについて

こちらはPebble2がBluetoothLEでの接続に不安があったので常用するには以前の機種の方が良いと思ったので、Pebble2SEとほぼ同時期に購入しました。

感じた事

ファイルの転送などが早く、アプリの切り替わりも早いように感じました。また電池の持ちもPebbleTimeより長いという話なので、それは今後追々様子を見て行きたいと思います。

困った事

やはりこちらもFw4.3ですとSendTextに2バイト文字を食わせるとリセットが掛かる問題があり、見事に再現されてしまいました。一時期はFw4.2に切り替えて使用していましたが、現在ウォッチフェイスが軒並みFw4.3を要求してくるので新規立ち上げ時に選択に困る事も多くありました。

Fw4.3を使う事にする!

そこで考え方を転換して、「SendTextの機能を他のアプリで代替できればFw4.3でも生きていける」と考え、SMSが送れるアプリを探しました。そこで、wristponderというアプリ(PebbleApp+AndroidAppのペアで動作する)に当りました。
https://github.com/C-D-Lewis/pebble
使ってみると、SMS番号5箇所、SMS送信メッセージを30登録でき、使い勝手も良いので、こちらに移行する事にしました。そこで改めてFw4.3に書き換えを行い、再度設定しなおして使っています。

どうもこちらの方はプログラム解説等をしていたところPebble社に雇われた元社員の方らしく、その経緯が以下に記されています。
https://ninedof.wordpress.com/2016/12/08/my-pebble-story/

言語パックについて

現在は公開している手前もあり、両者ともakt10を使って様子を見ています。
私はライトな使い方ですので、特にSOS画面に出くわす事はありません。SendTextも使わなくなりましたのでこれが原因でのリセットもなくなりました。

しかし、サイズを縮小した言語パックで症状が治まったところを考えるに、頻繁にリセットが掛かる方は、サイズが大きなPebbleアプリを使っている事で、アプリと母艦の間でのロード/アンロード時に支障が起こるのが原因ではないかな、と考えるようになりました。

リセットでお悩みの方は、アプリサイズの大きさも考えつつ、アプリを一つ一つ抜いて様子を見る事が、解決に繋がる近道なのではないかと思いました。

とりあえず2017年中は、Pebbleで困る事はなさそうです。

Pebbleの日本語言語パックを作ってみた・その18

akt10日本語言語パックをリリースします。今回のリリースでは、カラー機種およびPebble2向け専用として最適化を行いました。今回は表示翻訳なしの物だけの公開となります。

akt10en 日本語言語パック

akt10 Japanese Language pack は、Pebbleスマートウォッチ用日本語言語パックです。Pebbleを日本語化するためのファイルです。4サイズ8ウェイトの全てに、約6000文字が格納されています。
以下の4つのフォントを使用しています。

  • M+ bitmap font
  • 東雲フォント
  • ayufont 18
  • ayufont 20

特徴

  • Pebble2での動作に配慮し、言語パックの文字数を減らし、サイズを小さくしました。
  • iPhoneからの「〜」文字の表示が出来るようなりました。
  • 全てのフォントをpublic domainのビットマップフォントを原料に使用することで、ギザギザが目立たない美しい日本語表示を実現
  • それぞれのフォントは12,14,18,20dotの4段階の大きさに調整。
  • Pebble2での動作に配慮し、12dot文字だけは太字と細字を、それ以外の3サイズの文字は太字のみの搭載としました。
  • 全フォントのベースラインをアルファベットの文字に合わせ改めて調整。
  • フォント内から半角カナ、記号類を含め6000文字弱を詰め込んであります。

Google漢字頻度データを参考に、使用頻度上位5500文字程度を採用しました。)

  • メニュー翻訳、機能翻訳は含んでおりません。メニューは全て英語となります。

ライセンス

全てpublic domainフォントを使用しております。
以下の条件を満たす場合にのみ、自由に再配布する事を認めます。

  • 内容の改変を行わないこと。
  • 無償である事

尚、本日本語言語パックを使用した事による問題や、それにより損害が生じた場合、損害に対する保証は出来かねますので、あらかじめご了承ください。

謝意

ダウンロード先

日本語言語パックは以下からダウンロードできます。
今回は翻訳なし版だけのリリースですので、ファイル単体での公開となります。
いつものYahoo!Boxです。
http://yahoo.jp/box/xfRkR8

OneDriveに配布元が変更となりました。以下のページからダウンロードできます。
Pebble日本語言語パックのダウンロード先変更(2020年9月) - あおしまの日記


注意

  • 一部のスマートフォンなどでは、Yahoo!Boxからのダウンロード時にファイル名が変わる場合がございます。その場合はファイル名を「akt10en.pbl」に変更の上、ご使用下さい。
  • また一部のスマートフォンなどでは、Yahoo!Boxからのダウンロード時にダウンロードのリンクやボタンが現れない事が報告されています。その場合は画面最下部「表示:モバイル|パソコン」のうち「パソコン」をクリックして、パソコン向けダウンロード画面に切り替えた上で、左上に現れるダウンロードボタンを押して下さい。

初代Pebble/PebbleSteelをご利用の方は、別途公開中のaktmono.pblをご利用下さい。Fw2.9/Fw3.12両対応ですので、Pebble Old versionアプリでFw2.9のまま使用されている環境でもお使いいただけます。
http://d.hatena.ne.jp/aoshimak/20160917

  • 当言語パックakt10enはサイズが1.2MB程になります。恐らくサイズによる問題は起きないとは思いますが、詳細は不明です。アプリを沢山入れている方で、障害が起きた場合はご連絡下さい。
  • サイズ縮小のため、使用頻度が少ない文字を1500文字ほど削ってあります。常に使用している漢字で表示されずに困った文字がございましたらご連絡下さい。
  • iPhoneのブラウザなどから直接ダウンロード、インストールが出来ると思います。
  • また、日本語言語パック導入をめぐるトラブルの多くは、FactoryResetによって解決できます。適用の際に慎重を期す場合、個人的な経験からFactoryReset(初期化)→Bluetoothリンク確立→言語設定英語での母艦への登録完了→再起動を行ってからの導入をお願いします。この手順を踏みますと、後のアップグレード時にも影響を受けずに日本語言語パックの更新をせずに使い続けられる場合が見受けられましたので、お勧めします。
    • 特に言語パックをインストールしようとした際に1%になるのがやたらと遅い場合は、まずファクトリーリセットから始める事をお勧めします。
  • Pebble2では一部BLE対応が不十分な機種において言語パックの転送がうまくいかない事例がございます。言語パックの転送時にはBLE接続での転送がうまくいく機種を御利用下さい。

追記

機能翻訳を取り込みましたakt10jpを公開しました。
http://d.hatena.ne.jp/aoshimak/20180815

PT2マシン退役

PT2マシン退役

最初に組んだPT2録画マシンを退役させました。
思い返せば2011年に組んで、SQLが壊れて放置したのを2014年にChinachu導入で復活させ、ここ1年はメインマシンのメンテナンス時に代理で動かしたりファイルサーバーとして細々使っている程度でした。
最後に差し込んだ4TBのディスクもがらがらなので、別のマシンにデータを退避させて電源を落とし、解体しました。

ケースも岡谷さんのMX1202で、最初にPMWファンに入れ替えて(http://d.hatena.ne.jp/aoshimak/20110219)以来、電源ファン1機だけでノントラブルで回して来れました。Intel純正のマザボは丈夫ですねえ。またご縁があったら買いたいですね。お疲れ様でした。

新しいマシンを組んでみた

先に書いた実験機での首尾が良かったので、次は実用マシンが組みたくなってきました。

検討

コンパクトかつPCIEが2枚刺さる基板を持ってるシステムをというのが目標。
出来れば手持ち機材を有効利用したい。

まず候補に挙がったのがこれ。Shuttle SH170R8

Shuttle ベアボーンPC CPU Intel LGA1151対応  チップセットH170 SH170R8

Shuttle ベアボーンPC CPU Intel LGA1151対応 チップセットH170 SH170R8

ただ、これをベースにCPU+メモリ+M.2となると、それだけで6万オーバーなので、ちょっと予算オーバーで諦めました。

そして、方向性は同じで、他の構成の組み合わせで同じようなものを作れないかと思って捜しました。
ASRock Intel H110搭載 Micro ATX マザーボード H110M-DVS R3.0

ASRock Intel H110搭載 Micro ATX マザーボード H110M-DVS R3.0

ASRock Intel H110搭載 Micro ATX マザーボード H110M-DVS R3.0

こういうニッチな商品も出してるもんですね。*1
この基板が見つかったので、自作でやる事にしました。

[asin::detail]

資材

この基板が入りそうなケースということで、mini-itxのコンパクトで拡張スロット2枚分あるケースを探して、これにしました。
SilverStone SST-SG13B

電源は、前回組んだ機械の時に一度不良交換されて余っているファンレス電源を活用したい。(手持ち)
玄人志向 ACアダプタ 電源 120W KRPW-AC120W

玄人志向 ACアダプタ 電源 120W KRPW-AC120W

玄人志向 ACアダプタ 電源 120W KRPW-AC120W

CPUは電源の容量も考えて、G4400よりも低電力を狙ってG4560Tをバルクで購入。(リンクはG4560です。)

マザーボードはFwアップグレード済みでないとこれらKavyLakeシリーズは動かなかったようですが、幸い購入したボードはFw更新済みだったため、すんなり動かすことができました。

CPUファンも小さめの物を選択。リテールファンが欲しかったんですが
売ってるものではないので、極力小さいもので、フィンだけでも使えそうな
物を選んで。
AINEX AK-CCE-7106HP

AINEX LGA1156/775用薄型CPUクーラー AK-CCE-7106HP

AINEX LGA1156/775用薄型CPUクーラー AK-CCE-7106HP

本当は空冷でファンなしのクーラーにしたかったのですが、それは今後の改善で。

メモリは基板のリストに適合するメモリで2枚組で小容量なのをチョイス。
Crucial DDR4-2133(PC4-17000)2枚組

Crucial デスクトップPC用DDR4-2133(PC4-17000)4GB2枚組

Crucial デスクトップPC用DDR4-2133(PC4-17000)4GB2枚組

今回はM.2ポートはないので、システムドライブは手持ちのSATA接続のSSDを再利用(東芝 128GB)

仮組みしてみた

一旦仮組みしてみましたが、SG13はHDDが1台しか入らない事が判明orz
もう少し入るかと思いましたが、SSDも置き場がないし、ファンの風通しもあるし、と考えたら非現実的。

実験機がML03使用なので両方SilverStoneな訳ですが、どちらにも共通して思うのは、

  • フロントパネルがねじ止めで不便
  • USB3ケーブルが硬い(ケーブリングに梃子摺る)
  • パーツ配置に無理がある(延長ケーブルとかが余計にいる)
  • 組んで便利さがない、感心する工夫に乏しい
  • 板が切りっぱなしに近くてヘニャヘニャ。フレームも軟らかい。

前面パネルのかっこよさだけで持ってかれて、後で後悔する感じです。

ケース変更

そこで現実路線に戻って、電源抜きのコンパクトケース、適価で条件に合ったもの、即納可能というところで急遽別のケースを調達。DOSPARAさんのMinimo.Qを購入しました。
http://www.gdm.or.jp/review/2015/0323/105905

こちらはほぼ同じ板厚なのに板がヘニャヘニャしていませんし、フレームも頑丈。(リブ構造を入れているからでしょうか?)付属ワイヤの長さも適切で、ケーブル取り回しも良く考えられています。全面パネルを手回しねじで外せますし、良く出来てます。5inchベイまで使えばHDDが3台も夢じゃありません。

ただ、付属の8cmファンがうるさいのと、フロントにHDDを吊る構造はちょっと設置が厳しいですし、5inchベイのフタ部分が使い道が限定されて残念ではあります。
良く出来たケースなんですが、価格も下げて収束方向に向かっているのが残念ですね。時代は大容量電源+長大グラフィック+液冷なんでしょう。超小型電源+ファン1発+グラフィックボードなしなんて用途は絶滅種なんでしょう。

電源について

ACアダプタ電源、独自コネクタなので、このケースの庫内を通す電源延長ケーブルは使えません。
そこでACアダプタのケーブル自体を庫内に通し、電源側の受け口をケース内部の方に出させて設置しました。
いきなり抜く力がかかっても電源が壊れないように、断線しないように、数箇所タイラップで固定してあります。
この電源は回路部がむき出しながら50mm程度なので、ケース内に電源がほぼ存在しないに等しく、配線あまりなどもこの辺に入れ込めるので、基板が大きめで困る事はありませんでした。

現況

とりあえず組み込みなおしまして、OS導入までは済ませました。
HDD導入の為に内部レイアウトを替え、エアフローを考えてトップファンを設置する予定です。電源が持つかなあというところが心配です。

希望的なもの

オンボードCPUのPCIE2本な基板、どこかで出さないですかね?

*1:BIOSTARのでもいいと思いますけど。