あおしまの日記

あおしまさんの日記らしいです。個人的に興味がある事を時々書きます。スマートウォッチPebble日本語パックを作成、公開しています。

近年のPalmOne新機種の傾向と、日本市場再参入の可能性

このところm500で良くなってしまって新機種買っていませんが、
じーっと見ているだけではなくて、実はROMだけ取ってきてみたりなど
こっそり試してはいるのです。OS5.4なんかは面白いですよねえ。

で、このところのPalmOne中上位機種の傾向として、ハードウェアが
特定の言語依存しないように工夫して作られて来ているなと思うのです。
たとえばT3、T5、Cなど。
その昔の日本語版は、タッチスクリーンから変換ボタンが埋め込まれて
いたりと、製造時から物が違って、ROMは書き換えられてもそこは物理的に
変えないといけない仕様でしたが、今はそれらは全てソフトウェアで
実現されていて、画面に描画するだけですので、同一筐体でも振り分け
が可能です。

ですから、ROMだけ日本語版に焼直したら、少なくともハードウェアは
日本語版として出荷できるようになっているはずです。
それにFirstStepの紙1枚とPDF説明書があれば何とかなるのかなあと
思うのです。ということで、日本市場参入時よりは、日本語版として
作るためのイニシャルコストが下がっていると思います。

また、すでにEFGIS版があって、言語切り替えとoverlayという仕掛けも
ありますし、入力も国際化されていたと思いますから、日英両用ROMと
いうのは、うまく工夫して頑張れば現状でもできるのではないでしょうか。
ただ、その一歩を香港がやるかどうか、というところに来ていると私は
思うのです。

HandEraはそういう意味でちょっと時代が早すぎました。あれで日本語OSで
ソフト描画で対処できるから日本語版が出るかもなんて言った覚えも無い
わけではありませんが、それがようやくここに来て現実味を帯びた夢として
語れる様になったという所でしょうか。

しかし、懸念材料も無いわけではありません。
撤退時にずいぶんな事をして引き上げた経緯もある様ですので、流通が
首を横に振るかもしれませんね。それはPalmoneの自業自得というわけ
ですから、そのときは我々も別の覚悟をしないといけないかもしれません。