Aspire oneリカバリ関係まとめ
Aspire oneをリカバリするときの挙動などをまとめてみます。
リカバリDVDの挙動について
リカバリDVDの作り方については24日の日記*1を参照のこと。
- NTFSは区画だけ確保しておけばそこにフォーマットして書き込んでくれる。区画のフォーマットは必要ない。
- だから私はDVD作成>リカバリ動作確認>外部から介入して区画割>リカバリ というのが、何も道具が無い場合は良いと思う。
- MBRが飛んでる、パーティションテーブルが飛んでる、フォーマットもされていない、そんなHDDの場合、HDD全域をNTFSで確保してからフォーマットして書き込んでくれる。
- だから起動もおかしくなって本当に困ったら先頭をzero消去するとそんな挙動になる。
- officeなしモデルはD2Dエリアを3GBほど取っておけば良い。
- 先頭にD2Dエリアを置く場合には、外部から介入してそれぐらい空けてプライマリのHPFS領域を確保してから復元を行うと、狙い通りの位置に復元される。D2Dエリアを作るにはWindowsが必要(理由は次項参照のこと)なので、この復元されたWindowsからD2Dエリアの作成、復元操作を行えばよい。
D2D領域の再生について
- D2D領域はフォーマット自体はFAT32。officeなしモデルは3GBも確保すればよい。
- 領域の可視・不可視はptedit32もしくはパーティションタイプを変更する手段(外部から介入するなど)を用いても行える。本来的にはmbrwrwin.exeで行うようだが。隠している時は12h(Compaq recovery area?かなにか)になっているので見えないだけ。見たいときにはFAT32のにする。
- FAT32にしておいたら、不可視になってるファイルなども含めて転送する。エクスプローラーでファイルを全部見える様にしておく。
- mbrwrwin.exeは決められたmbrイメージがあればそれを使って書き込めばいいと思う。指定しなければrtmbr.binを探すことになっている。Aspire OneはD2Dエリア内のrtmbr.bin使う。
- mbrwrwinのヘルプを見ると、領域の可視・不可視や、Alt+F10で起動する区画の番号指定などの機能があるので、MBRのファイルがなくてもそれらの指定で動的に対応してもよいかもしれない。おそらくMBRにはジャンプしろという指令が、同時にBIOS側にどの区画へ飛べという情報を書き込んでいると思われる。区画番号さえ把握できているなら、最後尾にあってもよいのではなかろうか?(要検証)
- 他にも、partition tableのダンプ機能などもある。
- mbrwrwin.exeは、eRecoveryのセット中にもあるので、これを入れてそこから取り出して使うのもよい。よってptedit32は必要が無いかもしれない。
- mbrwrwin.exeのDOS用は、探したけれども見つからず。よって、DOSだけではこれは実行できず、Alt+F10起動によるリカバリができるようにするだけの操作にWindowsが必要になる模様。結局、リカバリDVDさえ作れてしまえば、外から出荷状態にリカバリするのが一番楽であるというのが個人的な結論。
- このリカバリ区画のベースには起動可能なミニWindowsを使っているという話もある。(WindowsPEベース?)また前身はGhostやDriveImageだという話もある。
今後気が向いたら試してみたい事
バックアップを一生懸命していたのには目的がありまして*1、今はそちらに掛かっているのでしばらく先の事になりそうですが。
- 区画を後に持っていく為の方法模索
- リカバリ区画ならびにWindowsを含めてまるっとバックアップする方法
- 外部のブートローダーからD2Dエリア内のリカバリシステムを直接起動
- これは何を呼んでいるのかがわかればたいした事ではないと思う。
- grubを用いたchainloaderによる起動は出来ず。
- リカバリ区画の可搬化
- おそらく左のSDカードなら同じところに繋がっていそうなので、HDDらしく振舞ってくれるのではなかろうか?(あくまで推測。)
- AspireOneはSDからの起動は出来ない模様。残念。
*1:いわゆるひとつのdreamというやつでして