あおしまの日記

あおしまさんの日記らしいです。個人的に興味がある事を時々書きます。スマートウォッチPebble日本語パックを作成、公開しています。

禁煙世論の形成をリードするJR東日本

6月に「タバコ税値上げで影でほくそ笑むのはJR」というエントリを書いた。今思えば正確には「ほくそ笑むのはJR東日本」だったかも知れぬ。

今日の報道によれば、今回JR東日本は、ホームなどでの禁煙も含め、駅構内全域の禁煙へとシフトするとの事。

JR東日本では、お客さまのご意見や、社会における禁煙志向の高まりを受け、受動喫煙の防止をさらに進めるため、首都圏の下図のエリアについて、ホーム上のオープンスペースにある喫煙所を撤去し、全面禁煙とします。

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JRの総代として、JR東日本が「借金の国費での返済ならびに完済を実現するために、どうやって戦略的に国を揺さぶるか」を考えての事なのだろう。

私の立場としては、タバコは一切吸わないし副流煙は嫌いだが、本件に関しては反対をしたい。

まず超法規的税制を温存し、国民が忘れることを期待して生きながらえさせてきた政府税調並びにJR全社の姑息さは咎められるべきだろう。またこんな目的外税を放置している事で、何かあると「タバコからむしりとってやろう」とか、「消費税で年金を」とか、目的外から徴収しようとする議論で、本論をうやむやにしてしまう動きが常に出る。これもいけない。

まず、税の公平性に立ち返れば本来「国鉄借金返済特別税」などを徴収すべきであって、それは乗客が間接的に利用時に負担するべきだ。目的外税は駄目だ、という断固たる姿勢があってこそ、国民の疑心暗鬼は少しは解消されるのではないだろうか。

まあ、そんな事言ったって、戦前なんかは日本という国は覚せい剤で徴税してたような国ですから、常習性のある薬物というのはお国にとってはウマーなんだろうなあ。