あおしまの日記

あおしまさんの日記らしいです。個人的に興味がある事を時々書きます。スマートウォッチPebble日本語パックを作成、公開しています。

位置情報を写真に@MacOSX

せっかくGPSを持っているのに使わないのはもったいない、ということで、先日ドライブにGPSを持参してトラックログを取りつつ、意識して写真を撮り、写真に位置情報を付ける試みを行った。

全ての処理はIntelCPUのMac(OS10.4)上で行いました。

材料

  • コンパクトデジカメ
  • トラックログが記録できるGPS
  • GPSからデータを吸い出すために必要なケーブル類

周辺事象

  • デジカメは日時情報入りで撮影できるものなら何でも良い
  • GPSトラックログが記録できる物。私はGarmin eTrex無印を使用
  • GPSのデータを吸い出すためのシリアルケーブル、USB-シリアルケーブルを用意。IntelMac上から使えることを確認する。
    • USBシリアルは秋月の物を使用した。PL2303搭載の物であれば、Prolificからドライバを入手できる。

手順

  • GPSで測位しながら行動し、デジカメで写真を撮る。
  • LoadMyTracks*1トラックログを吸い出す
  • デジカメの写真を吸い出す
  • GPSPhotoLinker*2を使い、写真に位置情報を入れる
  • JetPhoto*3で写真を読み込み、時間順に並べなおしてGoogleEarthへと投げる。
  • GoogleEarth*4で保存
  • お好みによってGPSトラックログを追加すると、経路と写真とが同時に見える。

こんな手順です。

得られた知見など

  • デジカメの時計を合わせること。
  • GPSWGS84設定で3秒ごとにトラックポイントを記録する様に設定すると、軌跡もそこそこきれいである。
    • 1時間1200点として8時間分ぐらい記録可能。
  • 経路の軌跡が要らないのであれば、究極としては撮影時に電気入れて測位していればOK。
  • USBシリアルは秋月のものを使用。PL2303のドライバを取ってきていれる。IntelMac用とPPC用は別になっているので注意。
  • LoadMyTracksを使ってトラックログを吸い出す。形式はGPXで。
    • GPSBabelならびにGPSBabelを内包する多くのソフトは、OSX上ではデータ形式間の変換は問題ないが、吸い出し、特に USBシリアル経由だと吸い出し実行後すぐにポートをつかんだまま固まるのでおすすめできない。(3種類ほどのUSBシリアルケーブル/コントローラーを試した)その点これはGarminの古い機種とPL2303やKeyspanとの組み合わせでも動作確認が取れているので、シリアルしか持っていないGPSを使う人にはおすすめです。
  • GPSPhotoLinkerを使って、GPXファイルと写真との突き合わせを行い、位置情報を写真のExifに入れ込む。
  • GoogleEarthでは、サイドバー内に写真の項目が追加されるので、位置と順序と写真を確認。
  • GoogleEarthでKMZファイルとして保存。
  • 吸ったGPXファイルに余計な経路がある場合はXMLエディタを使って刈り込む。探した範囲ではXMLmind XMLeditor standardというのがシンプルでわかりやすく無償使用可。
  • 吸ったGPXファイルをGoogleEarthで読み込んで、トラックのみをドラッグして、KMZファイルの構成ファイルに追加する。
  • KMZを上書き保存