HP-FX77・その3
ここ数日、2つの耳ゴムをかわるがわる使っていた。それぞれに好みな所とそうでない所があるので正直迷っていた。
- 標準ゴム
音のバランスは良い。全音域まんべんなく良く出る。遮音性はSonyゴムに比べるとイマイチ。
- Sonyゴム
低音が強くなる。音の圧迫感がドカドカくる。遮音性が良いので余計な音が聞こえない。音量も抑えられる。
個人的には、遮音性はSonyの、音のバランスは標準のチップというのが最善なのだが、それは無理なので、Sonyゴムを使いつつ、低音を抑えるか高音を伸ばすかしようと試みた。
高音を伸ばすのは、HP-FX55の頃の経験から後ろ穴を塞ぐか前の穴を拡げるか*1だったので、とりあえず不可逆だけれどもダイブ気分で前穴を拡張してみた。
段々と変化するので調子に乗って拡げて*2いたら、紙がきれいに取れてしまった。仕方がないので片耳だけ紙が取れた状態で聴くと、怪我の功名か紙が取れた方だけ望ましい状態になった。個人的な印象としては、遮音性はそのままで、耳への低音の圧迫が消え、中音域以上が全体的に透き通る感じになった。
ここまで来たらどうせ保証は無いので、残る片方の紙も思い切って剥がして聴いてみた。イイ!「リミッター解除」という言葉がぴったりである。ここ数日の迷いはこれで解消した。しばらくはこれで行ってみようと思う。
ただ、確実に寿命は縮まるはず*3なので、あまり皆様にはお薦めしない事を最後に付け加えておく。