あおしまの日記

あおしまさんの日記らしいです。個人的に興味がある事を時々書きます。スマートウォッチPebble日本語パックを作成、公開しています。

国土交通相に見る「ヤクザ」と「官僚」との共存共栄

今回の問題は、どの段階でも検査がまったく機能していないという事に尽きる。姉歯氏もとかげの尻尾であるし、上から下まで同じ柱なのは総研の型枠工法で極限までケチる事が前提の工法であり、姉歯氏の裁量だけでどうこうなる問題ではない。

今回、報道側も姉歯だけで済まそうという意図がミエミエなのだが、これは以下のような構造に因る。

  • 民間建築検査会社は、ゼネコンやデベロッパーの共同出資で設立されている。
  • そこへ、国土交通相からの天下りが行われている
  • 検査会社は、親会社やお得意様の言うことには逆らえない
  • ヤクザなデベロッパーはそこにつけ込み違法建築で荒稼ぎ
  • 検査体制の抜本改革は、天下り先の消滅に繋がるのでやりたくない
  • 天下り先を温存しつつ、目先の問題を最小限にとどめて解決したふりをする
  • 今後のことは知らないと目をつぶる

つまり、現在国土交通相が提案している救済策というのは、住人の為の様に見せかけて、「ヤクザ」と「官僚」が共存共栄するために、最大限生き残るための方策であって、今後住宅を購入する人間の事よりも自らの利益を優先させる施策であると言えよう。

まさに、ヤクザ・リセッションの世界。