「MacOS進化の軌跡」をつまみ読み
Mac OS進化の軌跡―パーソナルコンピュータを創ったOSの実像 (Mac power books)
この本を図書館で借りて来たので、寝しなに読もうと思ってぱらぱら開いたのだが、あんまりひどいので頭に来て寝るどころではなくなってしまった。
これが雑誌に連載されていて、あまつさえ単行本化の際にどこからもツッコミが無かったのかと思うと不思議です。読者がいなかったのか、もしくは林檎色に洗脳されたお目出度い信者さんしか読んでいなかったからだれも突っ込まなかったのかはさておき、著者も長い事連載をしていたんでしょうから適当な事を書くので有名な方というわけでもあるまい。
しかしぱらぱらとめくって目に付いたひどい所がまだ2ヶ所なので、今のところは全部がこうだとは言えないけれども、あとで子細に読めばいちいちげんなりする事になる予感がする。 借りて来なければ良かったか。
ひどいなあと思ったのはこんなところ
ほんの些細な事なのだが、
IEのaboutのキャプチャ画像
Based on NCSA Mosaic. NCSA Mosaic ( ) by the NationalCenter for SuperComputer Applications at the Universityof Illinoi ( ) Urbana-Champaign. Distributd under ( ) agreement with Spygrass, Inc.
(括弧は図版切れによって欠けたと思われる単語部分)
を示した上で、
(Mac版)IEはNCSAからMOSAICに関する何らかのライセンスを受けて開発されたものと 考えられる。それが単にプログラムのアイデアなのかそれともソースコードを含むものなのかは 明らかではない。
と本文に書くとか。
歴史的経緯を知らないのはおいといても*1、上に挙げた図版すら読まずに見当違いな事を書いている上に、自分が知らないことを「明らかではない」なんて書くのはどうかと思うわけで。