修悦体が新宿に帰ってきた!
思い返せば10年以上前、まだ甲州街道が大移動を施される前でありました。その後「バスタ新宿」なる大バスターミナルがまさか線路の上に出来るとも知らされていない頃、混迷を極める新宿駅大改造の中、ガムテープで乗客誘導表示を行う方がおりました。その後彼は、同じく日暮里駅の大改造においてブレイクを果たし、本まで出された後、しばらくは活動の方がよくわからない状況のまま、このまま引退されるのかなあ?とまで思っていたのでした。*1
ガムテープで文字を書こう! ―話題の新書体「修悦体」をマスターして
- 作者: 佐藤修悦(さとうしゅうえつ)
- 出版社/メーカー: 世界文化社
- 発売日: 2009/04/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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それが先日、新宿駅の階段を降りたところで「おや?」と思う表示に出会ったのです。このキレ、このデフォルメ、これは彼の仕業に違いないと思い、写真を撮りました。
どうやら6月下旬あたりからお気付きの方もいたようで、すでに本人に確認を取られた方も居るようですので、これはご本人作と考えてよいでしょう。*2
思い返せば13年の時を経て、彼が追い込まれてガムテープ文字での案内表示を編み出した、あの新宿駅へ、再び舞い戻ったのであります。
おかえりなさい。しばらく、新作が楽しめそうです。