あおしまの日記

あおしまさんの日記らしいです。個人的に興味がある事を時々書きます。スマートウォッチPebble日本語パックを作成、公開しています。

携帯電話@イギリス2013

準備段階でも書いた通り、昨年に続き今年も仕事でイギリス・ロンドンに滞在する機会があり、昨年に引き続き現地でSIMカードを調達して携帯電話やモバイルルーターを使用したので、それにまつわる話をまたメモとして記しておこうと思う。

準備段階・直前

今回は昨年の円高時期に安価なAndroid携帯を輸入しておき、それを使い捨て覚悟でイギリスで使うつもりで持参しました。その為、iPhoneから電話帳の移行をし、対イギリスアプリなども詰め込んで、準備万端整えておりました。
その他には、パソコン、有線LANアダプタ、AirmacExtreme(ホテルの有線LAN対策)昨年購入した3UKのMobileWifiルーター(Huawai E586)を持参しました。

また、いちおうSIMはebayなどを通じてイギリスから事前調達したものの、今回のホテルが去年の所よりも良い所のようだったので、並行して欲を出してFreeSIMをホテルで受け取る事にも挑戦してみました。

出発前に、とりあえず仙石さんのサイト*1にある全ての会社にFreeSIMのオファーを出して様子を見るとともに、ホテル側にも根回しをしてみた。ホテル側からはすぐに「もし来たら保管しとくよ」という連絡が来たものの、肝心のキャリア側からは返事がなかなか来なかった。どうやら結果としてはオーダー自体が遅すぎた気配がある。

教訓としては、キャリア側でオーダーから発送まで3日、RoyalMailでの発送に2日掛かると考えて、到着から5営業日前ぐらいにはオーダーしとかないとまずいという事。もし到着前にホテルにある事を期待するなら、2週間前にはホテルの根回しを終えて、FreeSIMをオーダーし、数日前までに到着するようにしておいた方が望ましいでしょう。

空港到着して

今年も飛行機はHeathrowのTerminal3に到着。昨年お世話になった自販機もある。
しかし、昨年から気になっていたのは「ここでSIMを買ってチャージは別の所というのは変じゃないか?」ということ。きっと空港内にチャージできる場所があるに違いないとにらんでいたので、それを探してみようと思っていた。

答えはすぐに出た。Terminal3のSIM自販機の向かいにはWHSmithとBootsが並んでいる。どちらもプリペイドチャージに関連したショップ。BootsはPaypoint系だし、WHSmithは中に入るとTopupステッカーがある。自販機が対面にあるのはやはり意味があって、SIMを自販機で買って、向かいの店でチャージすればすぐに使用可能になるという事だったと判明した。(カード読み取り機が見当たらなかったので、E-voucher発券のみかもしれない。)
しかし、自販機ではFreeSIMが10ポンド/DataSIMが15ポンドなのは相変わらずなので、SIMは別途出発前に用意して、ここでチャージというのが最も賢い方法ではないかと考えました。つまり、直前にSIMを海外から調達し、到着ターミナルでチャージして、バス移動中にSIMを有効化すると理想かもしれない。

街中で

今回は結局事前に用意したSIMは使用期限が怪しいものがあった*2為に、使用するのは避けて、勿体ないけれども1からキャリアショップで調達する事にした。*3現地時間18時頃から活動できたのと、事前にGooglemapでキャリアショップがホテル周辺にある事を調べていたので、駆け足で回って調達した。ホテルには有線LANがあるとの話だったが、さすがにいいホテルだからか、1日10ポンドとの話だったので持参のモバイルルーターを始動。
まず3storeに行き、昨年やけくそで買った3のモバイルルーターを見せてDATAsimを
買う。10.49ポンドで1GB/month。次にt-mobileへ。昔からのt-mobileはなかったが、旧OrangeのEEshopにt-mobileのSIMも売っていたのでそれを購入。逆にショップ店員がt-mobileのSIMについて知らなかったので、「いいから、わかってるから、自分でやるから心配するな」といって購入。購入後直後にINTとMONTHWEBを有効化して使用開始。SMSも国を超えて送ってちゃんと送れたので便利であった。

FreeSIM到着

直前に頼んだFreeSIMは、滞在中盤からぼちぼちと届き始め、結局最終日までに
Orange,t-mobile,O2,Vectone,giffgaffが到着した。結局全て無駄になったので、4月ぐらいまでにイギリスに行く方にでしたら適価でお譲りしてもいいかなと思っています。ご興味がある方はご連絡下さい。ある程度は使用までのサポートができると思います。(これから数年ぶりにyahooオークションに出展しようかなとも思っています。giffgaffとか未使用なので勿体ないのです。)到着したSIMは全て手でmicroSIMサイズに削れる切れ目が入ったSIMなので、microSIM機種でも使えます。

使用感など

3のDataSIMは、1週間の滞在で最終的には800MBほど使用しておしまい。最後の最後に空港の搭乗待ちでネットできたのが大きかったです。

t-mobileは、購入時に15ポンドチャージし、追加で10ポンドチャージ。合計25ポンドのチャージで、MONTHWEBで5ポンド引かれた上で最終的には3ポンド残っていたので、17ポンドを日本への通話とSMSに使った事に。毎日電話を2回以上、1回5分から10分ぐらい掛けていたと思うので、6日の滞在でdocomoローミングを考えたら事前調達のスマートフォンの代金もコミで元は取れたと思う。*4データ通信はFacebook,Googlemap,あといくつかのweb検索を使ったが、心配していたFairUsePolicyの上限500MBの警告は出ず、1週間使い続ける事が出来た。私のようなライトな使い方ならt-mobileでも過ごせたというのが収穫でした。

Googlemapsは中でも非常に助かりました。今回はOxfordにも足を伸ばしましたが、どこで高速バスを降りるか?など、この地図を見ながら判断できたのが大きかったです。また、いろいろな場面で現在位置を確認するのにもだいぶ役に立ちました。あとはバスによる経路を検索するなど。

Vectoneは試しにと思って使ってみたが、色々有効化するのが面倒で、更には長距離をVoIPに投げていると思われる回線品質で、何を話しているのかわからなくなった。
安かろう悪かろうという事で、t-mobileの代用にはならないように思った。ネット通信は速かったので、用途によっては良いかもしれませんが......。

その他

やはりキャリアショップは主要な街にはだいたいあると実感した。今回滞在した街も
そこそこの商店街があり、そこにはほぼ全てのキャリアと携帯ショップがあった。t-mobileのshopはどんどんなくなって行くが、委託店が増えている事、EEshopでも
t-mobileのSIMを扱っているので、旧Orangeの店があれば大丈夫だろう。しかし、EEshopがほぼ隣り合わせになっていた場所などを見て思うに、今後は店舗統廃合も
すすんで色々なくなって行くのだろうと思う。APNなどもEEのものになっていた事を考えれば、今後はOrangeか4GEEにマージされて行くのだろう。来年あたりは3にしなければならないかもしれないし、もしくは安価な4Gマシンを持参する話になるのかもしれない。

iPhoneを使っている人はそこそこいて、心配するほどブルジョワでもなさそうだったので、今度はiPhone4でも持って行ってもいいかもしれない。ただし、防犯上の観点から体から離さず持つなら、軽くて首から掛けられる機種の方が良いとは思うので、その点でiPhoneは失格である。

いいホテルだと、ホテル内でもtop-upが出来るレジを持っているようです。ただしホテル滞在に付随するサービスは高い(有線LANが10ポンド/日とか)ので、そこを工夫で安く持って行くのも良いかもしれない。手ぶらで行っても、MiFi買って1ヶ月1GBの契約をしても手元にルーターが残る訳で、多少高くても私はそちらを選ぶと思います。

*1:http://www.gcd.org/blog/2012/07/957/

*2:昨年秋にebayでSIMを買ったが、旅行直前に登録しようとするもエラーが出た。

*3:チャージしたけど使えずにrefund出来ないとなったら交渉が厄介だと思った為

*4:1日10分として2800円なので、その6倍。