PebbleSteelを分解した
PebbleSteelを分解した
個体について
人体実験的な意味で、PebbleSteelを分解してみました。
ジャンク無保証で入手した個体、BT接続のたびにリセットが起こり、なおかつOS1からアップデートもされていないものでした。
バッテリーもへたっているようでした。
裏蓋を開ける
T3ドライバが必要です。
アネックス(ANEX) スーパーフィット 精密ヘクスローブドライバー T3×30 No.3540
- 出版社/メーカー: 兼古製作所(Anex)
- メディア: Tools & Hardware
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蓋はバイブレーター*1で強固に両面テープでつながっているので、上側(モデル名やシリアルが書かれた方)からゆっくり開けていき、両面テープが中途半端に剥がれたところで、マイナスドライバーなどで両面テープをつついてはがしつつ開きます。
電池を剥がす
両サイド側からヘラの様なもので非常にゆっくり剥がしていきます。
電池本体に変形の力、パッケージに直接ドライバなどを食い込ませると、最悪発火爆発します。
うまくスポンジが剥がれると、リード線だけでプラプラした状態になります。
回路ユニットを外す
四隅に爪があるので、プラスチックのフレームを内側に撓めながら、爪を外していきます。
表示パネル以外の部品が固まったユニットごと外れます。
コネクタを外す
ガビガビ病で有名になった接続コネクタ(左下端)を外します。これはサイドボタン、充電端子が実装されたフィルム回路につながっています。
バッテリーを外す
回路裏についているオレンジ色のフィルム線を外します。
半田ごてが要ります。
なかなか溶けなかったので、Pbフリーハンダかもしれませんね。
バッテリーは、402222の130mAhでした。
バッテリーをつける
プラス、マイナスに気をつけて、同様な仕様のバッテリーをつなげます。
リード線のバッテリでも、取り回し方によってはうまく収まります。
逆に組み立てる
行程を巻き戻します(略)
結果
BTでのリセットが治りまして、OS1からのアップデートも出来ました。
壊れてもいいやと思ってバラしましたが、結果としては完全復活です。
新しいスマホに切り替えた
新しいスマホに切り替えた
普段はガラケーと小型スマホの2台持ちにしていまして、スマホの方にPebbleを紐づけして運用しております。
そのスマホ*1のホームボタンなどの機能キーのあたりが反応しなくなり、アプリの切り替えが大変になったので、チラチラ見ていた中古市場でXperia X compactを購入。たぶん香港版。でも昔の香港版みたいに怪しい中華アプリが入っていたりもなかったので筋は良かった。Android8に更新済み。品物自体も美品。
Rebble的Pebble環境を1から構築する
Rebble体制になってから初めてのセットアップなので少し手間取った。わかってしまえば簡単な話なので、メモ書き程度に書き留めておく。
- スマホのセットアップが完了したら、とりあえずGoogleにログイン
- GooglePlayから、Chromeを導入
- GooglePlayから、Pebbleアプリを導入
- Chrome内でGoogleにログイン
- そのままだとPebbleアプリはうまく起動しないので、ほっといてChromeを起動して http://rebble.io に行く。
- YourAccountをクリック。
- Rebbleにアカウントがあればログインする。(私はGoogleアカウントで設定したので、それでログイン。)
- You are all set!の表示が出たら、文中最初の行の「get started now!」をクリックするか、http://boot.rebble.ioにアクセスする。
- そうすると何だかよくわからないがPebbleアプリのセッティングが進行する。
動作を見た感じですと、WatchAppなどの情報はうまく移管されているようでした。
BLEについて
Pebble2などのBLEの動作は、Z3compactの時よりも自然で、つながりにくかったり切断したりという事はないように見えました。この点が心配でしたが、まあよかったです。
おわりに
機種変更とPebbleのお引越しがうまくいったので安心しました。
OS、BLE、Pebbleアプリの3つの懸念がありましたが、どれも杞憂に終わって安心しました。
Pebbleの日本語言語パックを作ってみた・その19
前回のでもう打ち止めと思っていましたが、コメント欄に(意外と)翻訳ありの物が欲しいという声がありましたので、akt10にメッセージ翻訳、機能翻訳を入れたものを作成しました。
たいぶご無沙汰でしたので、開発環境などもそのままとはいかず、作り方も一部忘れてしまったりなどありましたが、何とかなったみたいですので、公開します。
akt10jp 日本語言語パック
akt10 Japanese Language pack は、Pebbleスマートウォッチ用日本語言語パックです。Pebbleを日本語化するためのファイルです。4サイズ8ウェイトの全てに、約6000文字が格納されています。
以下の4つのフォントを使用しています。
- M+ bitmap font
- 東雲フォント
- ayufont 18
- ayufont 20
特徴
- Pebble2での動作に配慮し、言語パックの文字数を減らし、サイズを小さくしました。
- iPhoneからの「〜」文字の表示が出来るようなりました。
- 全てのフォントをpublic domainのビットマップフォントを原料に使用することで、ギザギザが目立たない美しい日本語表示を実現
- それぞれのフォントは12,14,18,20dotの4段階の大きさに調整。
- Pebble2での動作に配慮し、12dot文字だけは太字と細字を、それ以外の3サイズの文字は太字のみの搭載としました。
- 全フォントのベースラインをアルファベットの文字に合わせ改めて調整。
- フォント内から半角カナ、記号類を含め6000文字弱を詰め込んであります。
(Google漢字頻度データを参考に、使用頻度上位5500文字程度を採用しました。)
- メニュー翻訳、機能翻訳は、akt09と同じものを取り込んであります。Fw4.30準拠です。一部Pebbleの動作に差しさわりある部分は意図的に翻訳を行っていない場所がございます。
ライセンス
全てpublic domainフォントを使用しております。
以下の条件を満たす場合にのみ、自由に再配布する事を認めます。
- 内容の改変を行わないこと。
- 無償である事
尚、本日本語言語パックを使用した事による問題や、それにより損害が生じた場合、損害に対する保証は出来かねますので、あらかじめご了承ください。
謝意
- wh.toの人(http://wh.to/pebble/index_jp.html)
- Mr. "xndcn" @ Pebble forum
- M+フォントプロジェクト
- /efont/プロジェクト
- X-TTプロジェクト
- POEditor.com PebbleFirmware日本語翻訳にご参加の皆様
- 新常用漢字表のための漢字出現頻度調査(https://sites.google.com/site/shibano/shin-jouyoukanji-hyou-no-tame-no-kanji-shutsugen-hindo-chousa)
ダウンロード先
日本語言語パックは以下からダウンロードできます。
ファイル単体での公開となります。
いつものYahoo!Boxです。
スマートフォンなどからのダウンロードの際は、ブラウザの「PCサイトモード」でのアクセスをお勧めします。
https://yahoo.jp/box/Ka2TFh
OneDriveに配布元が変更となりました。以下のページからダウンロードできます。
Pebble日本語言語パックのダウンロード先変更(2020年9月) - あおしまの日記
注意
動作確認はPebbleTime/Fw4.4.0-rbl/FactoryReset済の環境で行っています。
お使いのWatchappとの関係でリセットが頻発する場合などは、使用をお控え下さい。
Pebbleサーバー停止に寄せて
Pebble社のWeb上のサービスは、6月いっぱいで停止するというお話でした、が、現在7月3日時点では、まだAppStoreなどへのアクセスが可能です。このタイミングで、まとめて書いておくのもいいかなあと思って、つらつら書きます。
Fitbitへの身売り解散から1年半、もう無くなった会社にしては素晴らしいソフトランディングであったと思います。
私自身は、まだPebbleTime/PebbleTimeSteelを使用しています。そして今後はよくわかりませんが、Rebbleへの代替サービスの移動も始まろうとしています。
私は音声サービスも使っていませんし、気の利いたアプリを使ってもいません。しかしSMSの送受信と、なにかスマホのメッセージが受け取れるだけのインフォメーション端末として、Pebbleはまだまだ代替機器は存在しません。私にはヘルストラッカー機能はいりません。*1
ただ腕で時計を表示しつつ、リアルタイム情報の送受信の補助をしてくれる、それだけの簡素な機械が、他社によって代替される気配すらないというのが虚しいところです。
Pebbleサイトなき時代に備えて
そこで、自分の使う範囲での保守は自分でやろうという事で、以下のサイトを参考に、watchfaceやらFirmwareやらを確保しました。
https://github.com/takumaniihara/PebbleMemo
また、Pebbleアプリ(スマホ側)は、最後の更新が行われた模様です。(個人的には言語パック、Fwの更新画面はスキップできるようにして欲しかったんですが。)
日本語言語パックについて
そして、日本語言語パックにつきましても、改良の過程で呆れるほど数を作りましたが、これ以上改良のご意見もないようですので、全機種向けの最終形でありますakt10、Fw3系モノクロ旧機種用のaktmono、拡大文字用のapkbig3を除きまして、公開を停止させていただきました。
つきましては、今後、Pebbleの日本語言語パックにつきましては、当ページより以下の3つの中から用途に応じて取得してください。全て.pblファイル単体でのダウンロードができるようにしてあります。
- 全機種用、メニュー翻訳なし akt10en
https://yahoo.jp/box/xfRkR8 - 主に旧機種(Pebble/PebbleSteel@Fw3.12)用、メニュー翻訳あり aktmono
https://yahoo.jp/box/KJ6M7c - 全機種用、表示文字拡大(老眼の方用) aktbig3
https://yahoo.jp/box/scbO11
追加
以下の日本語パックを作成しました。メニュー翻訳が欲しい方向けです。.pblファイル単体でのダウンロードができるようにしてあります。
- 全機種用、メニュー翻訳あり akt10jp
https://yahoo.jp/box/Ka2TFh
配布元変更について
OneDriveに配布元が変更となりました。以下のページからダウンロードできます。
Pebble日本語言語パックのダウンロード先変更(2020年9月) - あおしまの日記
最後に
私はPebbleはまだまだ使っていくだろうと思います。その間ぐらいは、私のできる範囲で、ユーザーさんの支えになることを、細々続けていこうかなあと思っています。
Yukiwikiの個別ページをScrapboxの書式に擦り合わせる
ファイル名をunquoteしてある前提で、YukiwikiのファイルをScrapboxに貼り付けて困るのは、リンクのルールが一重大かっこである点です。二重大かっこですと、太字になるだけです。
そこで、YukiwikiのWikinameすなわちリンクワードを、二重大かっこ[[]]から一重大かっこ[]に置換することで、コピペ貼り付けの時にいちいち括弧を取り除く必要がなくなります。
ほんとはこれにURLを一重かっこで囲うのも入れたかったが、とりあえず移行できればいいのでさぼりました。URL続きの日本語もリンクになってしまうので、そのうちやります。InterWikiもURL補完したかったのですが、これは難しそうなのでやっていません。
こちらもpythonでやりたかったですが、上ので懲りたので、目的優先でperlに逃げました。この作業はWindows上でやりましたので、ファイル名がshiftjisであることを前提にしています。他の環境の方はEncodeのあたりを調整してください。
これのおかげで、だいぶコピペが捗りまして、400ページ強の全データをScrapboxに移行でき、ページ同士のリンク関係もある程度Scrapbox上で構築できました。
use Encode; while(<.//res//*.txt>){ $fname = $_; #ファイル名だけ抽出する(*.txt) $fname =~ s/\.\/\/res\/\///; print $fname."\n"; #ファイルをオープン open(FH,".//res//$fname"); open(FH2,"> .//res2//$fname"); # Scrapbox用に、先頭にファイル名=タイトル名(.txtを取り去る)を書き込む #ファイル名=shiftjisなので、デコードした上で本文と同じEUCで書きこむ。 $fname =~ s/\.txt$//; my $decoded = Encode::decode("shiftjis", $fname); my $fname_euc = Encode::encode("euc-jp", $decoded); print FH2 $fname_euc."\n\n"; #ファイルを1行ごとに読み込み、2重カギカッコを1重にして吐き出す while(<FH>){ $line = $_; $line =~ s/\[\[(.+)\]\]/\[$1\]/g; print FH2 $line; } #ファイルを閉じる close (FH2); close (FH); }
Yukiwikiのページ群の名前をunquoteする(python3)
このダイアリーは、もともとYukiwikiを使っていた時の情報を、記法が似通った場所に移行させたいという事で開設したものでした。その時もごく一部の公開すべきネタは移行しておりました。
ただそれも限界がありますし、Scrapboxは増井さんからお誘いを受けてぼちぼち使っていまして、そろそろYukiwiki時代の全情報を移行しようかなあという気になりました。
Yukiwikiの個々のデータはテキストファイルになっていて、quoteされた文字列がファイル名になっているので、どのファイルが何なのかがわかりにくいのが難点です。そこで、今後の作業に先立ち各ページのファイル名を可視化するため、ファイル名をunquoteすることにしました。
ファイル名を2文字ずつ行列にし、%で挟んで電車つなぎにした上で、urllib.parseに通してunuoteした上で、ファイル名の変更コピーをする作戦です。
pythonの手習い目的です。もっとエレガントな方法があるはずですが、今手出しできる材料ではこれが限界でした。
#エラーと戦っていまだによくわからないけれども。
注意:予め直下に出力ディレクトリ./res/を用意しとかないと死にます。
import os import sys import glob import re import urllib.parse import shutil path = "./cgi-bin/wal/WalWiki/wiki" files = glob.glob(path + '/*.txt') outpath = "./res/" for f in files: val = re.findall(r"[A-Fa-f0-9][A-Fa-f0-9]",f) ch = '%'+'%'.join(val) result = urllib.parse.unquote_plus(ch, encoding='euc_jp', errors='ignore') # print (result) # filenameのエスケープ # result2 = result.replace('/','_') result2 = re.sub(r'[/:]+', '_', result) newname = outpath + result2 + '.txt' # print (newname) shutil.copy(f, newname)