あおしまの日記

あおしまさんの日記らしいです。個人的に興味がある事を時々書きます。スマートウォッチPebble日本語パックを作成、公開しています。

Pebble日本語言語パックのダウンロード先変更(2020年9月)

Yahoo!Box 公開サービス終了

今まで、私のPebble日本語言語パックのダウンロード先は、Yahoo!Boxというサービスを利用しておりましたが、9月1日からそのサービスがファイル公開機能を停止したため、日本語言語パックがダウンロードできないようになっておりました。(言われて気づいたYahoo!Boxの機能終了orz)
info-box.yahoo.co.jp

そこで急遽、ファイルの置き場とダウンロード先を変更いたしましたので、ここに告知します。

Pebble日本語言語パックの新しいダウンロード先

  • aktmono モノクロ機種用(日本語フォント、機能表示翻訳あり) 

https://aoshimak.sakura.ne.jp/pebble/aktmono.pbl

  • aktbig3 大きな文字用(日本語フォント、機能表示翻訳なし)

https://aoshimak.sakura.ne.jp/pebble/aktbig3en.pbl

  • akt10en カラー機種を含む全機種用(日本語フォント、機能表示翻訳なし)

https://aoshimak.sakura.ne.jp/pebble/akt10en.pbl

  • akt10jp カラー機種を含む全機種用(日本語フォント、機能表示翻訳あり)

https://aoshimak.sakura.ne.jp/pebble/akt10jp.pbl

ついでにお知らせ

もう色々なスマートウォッチも出て来ておりますし、今更Pebbleでもないとは思いますが、やっぱりこれがいい、という方に向けて、細々と修理済みPebbleSteelを頒布しております。バッテリーと液晶表示の修理を施してあります。個人的な趣味でやっておりますが、ありがたいことに、今までお分けした方からは、壊れたという報告はいただいておりません。ご興味がある方は「メルカリ」というところをお探しください。

さらにお知らせ

一部機種の修理が出来るようになりました。お手持ちのPebbleの修理も承っております。個人の趣味の範囲でやっております。
コメント欄にてお問い合わせください。(コメント欄に書き込みますと、承認しなければ管理者の私だけに見える形になっております。)

Pebble修理のご相談窓口を作りました

こちらで修理のご相談をお受けする場合、わざわざ「はてな」にアカウントを作ってコメントを書き込まなければならないことを考えると少し面倒ですので、別の場所に受付窓口を作りまして、そちらからも修理のご相談を受け付ける事にしました。以下のサイトの下の方に書き込み枠がありますので、そちらからどうぞ。*1
fixpebble JP | aoshimak

*1:敷居を下げる事には少し悩みましたが、ダメそうでしたら閉じます。

2024年のカレンダー

2024年のカレンダーができました

伊東屋カレンダーが買えなかったので自作した話」から今年で10年目となりました。
今年もカレンダーを自作しました。
六曜入りでシンプルなものをお探しの方にご好評いただいております。

aoshimak.hatenadiary.jp

毎年余っているので、今年もメルカリで頒布を行っております。

1枚ですと定形外郵便(規格外)の送料込みで440円 です。
2枚以上ですと送料が変わりますのでご相談ください。1枚を2回買うよりもお安くできます。
箱に入れて丸めて送ります。

ご興味がある方はメルカリで「自作カレンダー ポスター 2024年」で検索をお願いします。
なお、複数枚希望の方はコメント欄でご連絡いただいた方がお安くなります。

三菱鉛筆 UNIBALL ONE Pでカスタマイズ(芯の換装)

UniBall One Pとは?

ゲルインク使用ボールペンが進化した物。
UniBall One から始まり、低重心化したものがF、そのFをさらに太軸で短くした物がPです。

コロコロ+太軸+低重心なので、もっと他の芯にしたら遊べそう!と思い立っていろいろ買い込んで差し替えてみました。

www.mpuni.co.jp

目標?

個人的な好みで、万年筆やローラーボールのような、太文字ヌルヌルにできそうな芯を探す。
また油性ボールペンで書きやすいものに差し替えも狙う。

結果

以下の4つが適合したうえに、書き味が好みに合いました。

油性

  安定のジェスト芯。油性だが書き味滑らかで軽い書き味。

  • アクロボールBRFV-10M-B

  Jetstreamよりもヌメリ感のある書き味。あとは好みの差。
  Pに入れる時は本来の長さに揃えて後端を少し切ってあげると良い。
  (おまけ)One Fに入れる時は逆に原寸ママの方が長さがちょうど良い。(後端がノック部にはまり込むとちょうど良い。)

ゲル系

  • ペンテル エナージェル LR10黒

  そのままでも入るし使えるが、ノックに多少引っかかりあり。
  書き味ぬるぬるで個人的好みに合う。

  • ZEBRA SARASA(サラサ) JF-1.0 ブルーブラック

  ローラーボール的なインクの出の良さ。
  ジュルジュルインクが出る書き味。
  ラミーLM66に出会った時以来の感触。
  ブルーブラック設定が万年筆好きな自分の好みに合う。

結論

今回の狙いである「ローラーボール的な替芯」に一番合致したのはサラサJF-1.0でした。
最終的には、One Pのソーダとぶどうを2本買いして上下を交換し、ツートンでブルーブラックの色味に合わせたものにサラサのブルーブラックを入れました。書き味、ボディ共に、だいぶお気に入りです。

ただインクがこれだけ出やすいと、書かない時に漏れそうな心配もあるので、サラサドライ0.7あたりも一度検討してみたいところです。今後の検討課題にします。

アクロボール1.0油性は芯が細く、ねっとりした書き味が気に入ったのと、芯が細いのでOne Fのボディーにも入ることがわかり、以前購入したOne Fに移植しました。One Fに入れる時は、無加工で入れた方がノック部分にはまり込んでちょうど良くなります。

余談

個人的には油性ボールペンが好きで、なんでもJetstreamに交換する方向で今まで過ごしてきましたが、サラサ太字のあの書き味にやられまして、LM66の代わりになるのではないか?と思い始めました。LAMYに入れる実験にも後日挑戦してみたいと思います。

KP3S 2台目を組み立てた

またKP3Sを組み立てた

諸般の事情があって、個人用ではないKP3Sをもう1台組み立てたので、そのすったもんだと追加部材のリストを書き留めておく。
中華の洗礼をまともに食らいました。

今回の購入品

Amazonから直営系の在庫ありKP3S Ver.3?を購入しました。
4月末に購入することになり、KP3SProなどとも迷いましたが、Proの方はだいぶ加工精度に難がありそうな風潮を目にしていたので、何か起きても集合知が得られるだろうKP3Sにしました。
前回は特に難点もなかったので、「いうても工業製品やし」と思って、中華製品を舐めてかかっていたところをしっかりヤラレましたorz

今回の個体の難点

今回の個体は、Z柱の底面が平らではなかったところから頭を悩ませました。柱については上下を逆さにすることでマシになったのでそれで固定しました。
Z軸もモーター傾き、モーター位置共にものすごくズレていたので、そこを吸収して調整するのに時間がかかりました。逆にXYは健全だったので、まだ救いがあったように思います。

Z軸の位置ずれ対策としましては、ひとりブログさんのZ軸調整アダプタを作って組み入れました。
上下左右の移動範囲を超えていたので、そこはやすりがけして拡げることで解決させました。
www.thingiverse.com

他の追加部材について

前回のおさらいの意味もあり、購入先ごとにまとめて書きます。

ヨドバシカメラ

  • キオクシアSDカード16GB

https://www.yodobashi.com/product-detail/100000001006382811/

  • Bullet ブレットFG80SV [ファンガード]

https://www.yodobashi.com/product-detail/100000001001691770/

  • DS-AB162 [装飾平小ねじ 縦目ローレット M4 φ12 L20 1個入]

https://www.yodobashi.com/product-detail/100000001004014870/

  • B48-0406 [化粧ビス NO.1 黒 M4X6 30個入]

https://www.yodobashi.com/product-detail/100000001004014156/
今回のヘッド固定ネジは、長さを短めに、小さめの手回しネジにしました。

モノタロウ

109R0824L4D011 SanACE 標準DCファン 1台 山洋電気 【通販モノタロウ】
「山洋+24V+静音フィン+リブなし+回転数低め、25mm厚」で選びました。
型番が表すその通りなんですが、調達できたのがこれだけでした。
リブなし重視なのは、ファンガードをプラスチックタイで簡単に留められるからです。

Amazon

  • SDカードアダプタはケース付きの方が扱いやすいです。(1号機もこれに取り替えたい。)

村上電業

  • 3mm厚ガラエポ板180x180(+数mm)

今回3mm厚にしたことで、2mmよりも中央の盛り上がりは低減されました。
これを固定するのには、ガラスベッド用クリップ(後述 typeAとtypeC)を使用しました。
typeBだと2mmの板までしか留められません。

自作

  • 拙作の電源ケースカバーを出力しました。今回は1号機でPETG一体成形でした。

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Kingroon KP3Sを購入した③

ここからは主に使用中のトラブルとその対処について。
これも色々な道具でリンクを張ります。

ノズルとステージとの間隔

私はガラエポにしてから、基本的には0.2mmのすきまゲージを基準にして、キャリブレーションしています。紙でやるよりも感触が的確で再現性が良いと思います。

フィラメントがなかなか通らない

フィラメントがエクストルーダーの中になかなか通らなくて悩んだ時期がありました。先をニッパーで斜めカットしてもいまいちなので、送出部分の構造から考えて、先を尖らせた方が良いだろうと思い、2mm芯用の芯削りを使ってみることにしました。
調べていくと、どこのメーカーの物も結局は中島重久堂のOEMらしいので、その中で入手しやすいものを購入すればいいと思います。私はヨドバシドットコムで買いました。*1これでフィラメント先端を削ると、面白いようにエクストルーダーにするする入っていくようになりました。
njk-brand.co.jp

電圧測定でファン端子が火花で消失?!

電源内のファン電圧を計ろうとテスターを当てたら、端子から火花が出てXH2の端子が消し飛びましたorz 仕方ないので電源を分解しまして、XH2のポストを交換しました。
電源の分解には、レギュレーターのヒートシンクにつながる2つのネジを外す必要があります。その為には、保護シール2カ所を破く必要が出てきます。

スロート内でフィラメントが立往生

あるときフィラメントを抜き取って片付ける際にどこかで固まったらしく、スロート内で樹脂が押しも引きも出来ない状況に。
TITANを分解して加熱部分を取り出したものの、それでも動かすことが出来なかったので、ピンバイスでドリリングして樹脂を掻き出した上で、1.7mmの金属棒*2で押し込んで、何とか事なきを得ました。当時は放熱フィンとスロートが分解できると思っていなかったこともあり、ヒートユニット全体を持って作業をしていました。
ピンバイスはこれまた6.35mmの軸がついたもので、この先に1.5mmまたは1.7mmのプラモデル用ドリルチップを付けて、電動ドライバーで回して穴の中にあるフィラメントを削って掻き出した感じです。

https://www.yodobashi.com/product/100000001007502309/
https://www.yodobashi.com/product/100000001007502307/

最終的にはヘッドやスロートも外した上でつまりがないかチェックして、再組立を行いました。


ノズルの交換

ノズルの交換は、最初はいちいちモンキーレンチでやっていましたが、ヒートヘッドを固定しつつだと使いにくい事もあって、6mmの6角が回せればと考えて、6.35mmの軸がある工具と、スタビ的なラチェット握りの組み合わせにたどり着きました。ヒートユニットを外さなくても作業でき、コンパクトかつトルクが掛かるので便利です。


樹脂漏れ発生

初期ノズルでの条件出しを重ねて、0.4mmでの動作はとりあえずうまくいったという事で、0.6mmノズルを購入して交換したところ、樹脂が漏れて焦げるし、ボトボトとモデルの上に垂れて来るし、という事で、しばらく悩みました。結論としては、ノズルの取り付け方が根本的に間違っていたのが原因でした。今までAdventurer3でユニットだった部分が個々の部品の組み合わせになるというのは頭ではわかっていましたが、実際は思っていた以上にデリケートでした。

どこかのサイトを見て間違いに気づいてからは、以下の手順でノズルを付けています。こうしてからは樹脂漏れは起きていません。

  • ヒートブロックにノズルを止まるまでねじ込む
  • ノズルを1回転緩める(ここがポイント)
  • スロートを手回しで行きつくところまで回す。
  • ヒートブロックを固定した上で、ノズル交換で紹介した道具で、増し締めする
    • 人によっては、加熱後にまた増し締めする場合もあるらしいです。

樹脂漏れ部品の修復

樹脂漏れを起こしたヒートブロック周辺部品は、樹脂が固まり、また緊急処置で工具などで握った分だけネジ山が潰れています。そこで、ビットやダイスでさらう訳ですが、本格的にネジ立てするわけではないので、手回しで充分役に立つものを探しました。うちのはM6なので、M6の雄ネジと雌ネジが修復(樹脂剥がし)できればまた使えるようになります。

こちらは、ヒートブロックの穴をさらうものです。ビットホルダーに付けて回します。 

こちらはスロートの外部やノズルなどのねじを修復させるのに便利です。

*1:申し訳ない金額でしたのでメーカー名などは控えます。探せばすぐにわかると思います。

*2:Adventurer3付属品

Kingroon KP3Sを購入した②

Kingroon KP3S話の続きです。
主に改造の話ですが、便利だった部品や道具などのリンクも多めに貼っています。

配線の整備

こちらを参考に、配線の整頓をおこないました。
hitoriblog.com
主に使ったのは、細いロックタイと、9mmのスパイラルチューブです。

また裏蓋を開けた内部では、Y軸センサーの配線がY軸ベルトに干渉していたので、たまたま見つけたRJ-11ケーブルを這わす固定具を使って迂回させています。
www.mco.co.jp

フィラメント導入部

安いPTFEチューブを買って、20cmほどに切ってガイドとして使っています。何もないよりはフィラメントもスムーズに入っていきます。

ねじ回し

全て6角穴のトラスネジなので、最初のうちはL字のレンチで全て回してましたが、毎度毎度面倒になってきたので、WERAの短いビットホルダー813Rにショートビット840/1をつけて回すようになりました。ビットサイズ1.5/2.0/2.5が、KP3Sでよく使われるM3/M4/M5のネジ穴に対応しています。

ネジ交換


さらにメンテナンスでよく外すネジについては、プラスネジや手回しネジに交換しました。どれもホームセンターでバラ売りしていたので、安価で助かります。

  • Titanヘッドモジュール外装 化粧ビス M4x8(ちょっと長いけど支障はない)
  • 電源ネジ M4x8mm ステンレス 3個
  • ケース裏ネジ M3x8mm ステンレス 8個

Zセンサー基準用ネジ


ここのネジはコインで回すM4の手回しネジが使われていますが、そもそものネジの精度が悪くてガタつく上に、バネでさらに動きにくくしているのが調整の支障だと感じました。そこで、精度の良い手回しネジ+手回しナットに替えました。調整したい時にはすぐに回せて、締め上げたら動かないようになりました。M4で20mmの手回しネジです。調整位置が低めの方は、L15mmの物でも良いかもしれません。

  • トラスコ 縦ローレットネジ Φ12 M4 L20

item.rakuten.co.jp

  • 化粧ナット 貫通タイプ シロ K-2 M4 (ホームセンターでバラ売り購入)

item.rakuten.co.jp


ファン類

ファン類は24Vを12Vに落として入手しやすい汎用ファンを使う筋が多いですが、せっかくならば質の良い24Vファンに交換したくなって、いろいろ探しました。ただこのところのコロナの影響か、はたまた粗悪ファンが台頭した影響からか、山洋さんのファンは流通が絞られていて、思ったような静かめの24Vファンが手に入らなかったこともあり、妥協して以下のようになりました。

電源ファン


本来はケースカバーを新調し、その内部に80mmファンを入れようと考えていました。しかし、別にファンは中に入れなくても良いのでは?と考え直して、ケースカバーから外付けにしました。本来内蔵を考えて15mm高のファンをわざわざ買ったものの、外につけるなら20mmや25mmの方が、静かなモデルの入手性は高いかもしれません。
電源カバーはThingiversに置いてあります。KP3Sで出力できるサイズだと1枚作りの方をお勧めします。
www.thingiverse.com

本体下部ファン

こちらは24V品で唯一購入できたので買ったのですが、これが標準品とおなじぐらいうるさいので、大変後悔していますorz
www.furutaka-netsel.co.jp
そこで現在は、手持ちのLM350を使った降圧回路を組んで回転数を落として使っています。*1
同じ回路で12V以下まで落とせるように作りましたので*2、ゆくゆくはOmegaTyphoonあたりと交換するつもりです。

圧着工具

ファンの交換などはXHやPHの圧着工具があるとはかどりそうだなという事で、購入しました。本当は国産の工具を買いたいけれども、悔しいがホビーユースなので中国製に落ちましたorz XHとPH両方使えて値段が半分なら致し方なし。

SDカード化


microSDをそのまま扱うのはしんどいので、SDカードでデータをやり取りできるように、変換ケーブルを入れています。また差し込み口が動かないように、SDカード台のようなものを作って、本体の左脇に両面テープで固定して据えています。

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キャリブレーションネジのロック


Thingiversにあったもの。ちょっとしたことでネジが回ってしまいキャリブレーションが狂うので、これを早く導入すればそれだけ幸せになれます。左奥の部品がKP3とKP3Sで異なります。
www.thingiverse.com

防震台

スチールラックに据えていると、結構な重量のヘッドがX軸の加速でエネルギーを持つらしく、スチールラック全体が結構揺れます。その揺り戻しで印刷品質が下がっているのではないか?と思ったので、てきとーな木の板と、テレビを地震で吹っ飛ばないようにするゲルのようなものを組み合わせて、簡易的な防震台にしています。ホームセンターに手頃なものがなかったので、ニトリの棚板を使っています。
www.nitori-net.jp
ゲルはスチールラックと板の間に挟んでいます。(4cm角のものを2枚重ねて6箇所配置しました)

プレート

村上電業さんでガラエポ板をお願いしました。180x180ですと、プレ押し出し(印刷初期に捨て塗りをする動作?)の時にヘリの辺りを右往左往するので、横方向に数mm大きくした方が、プレ押し出しをしっかりプレート状で塗ってもらえるので良いです。
固定はとりあえずPLUSのエアカルでやっています。ヘッドと干渉しないように、自分である程度端を気にしてオブジェクトを据えています。

現在の状況

こんな感じです。

*1:パソコンファンの騒音対策で経験があり、部品が手元に揃っていた。

*2:LM350の定数R1=120Ω/R2=560+1000ΩVR/C1=0.1uFセラコン/C2=100uF電解コン/24V〜12Vへの降下させるR2=1026Ωなので、12V品に替えてもさらに静音化の余地もある。

Kingroon KP3Sを購入した①

Kingroon KP3Sを購入しました

昨年9月末ごろに、Adventurer3のガラエポ化に四苦八苦している最中に魔が差しまして、kingroon KP3Sを購入しました。*1

きっかけ

きっかけは、Adventurer3の樹脂の吐出量とその調整方法を悩んでいる中で、以下のページに出会ってしまったからでした。(今思えば、これが沼の入口でした。)
hitoriblog.com

購入

時期的にKP3S次期モデル(現KP3SPro)が出る直前という事もあり、セール気味になっていたので買いました。22000円ぐらいだったと思います。また公式の国内在庫からすぐ発送されそうなのも決め手でした。

到着

到着してすぐに組み立てには掛かれなかったものの、こちらのサイトを隅々まで読んで、組み立てに掛かりました。
hitoriblog.com

ありがたい事に、沼の原因になるような加工上の不具合がない製品に当たったようで、心配していたZ軸のブレなどは起こりませんでした。

ただし、わたしが入手したのはほぼ最終形態であるVer3のモデルでしたので、上の情報とは異なる部分がいくつかありまして、そこは自力で調べて進めていきました。

  • Z軸の接合部品がちょっと変更されてた(使い方は同じ)
  • TITANエクストルーダー
  • ノズルなどの部品の規格(ノズルはMK8という規格のようです)

動作確認

とりあえず組み立てた後、動作確認をするために、curaを入れて、公式からセッティングを持ってきました。
kingroon.com

手持ちのPLAフィラメントをとりあえず使い、とりあえずは1層平板の出力に向けて、ヘッドのすき間の調整、curaの条件設定などを詰めたうえで、単純図形(立方体や円筒など)がきれいに出せるようになり、それらをこなした上で、無事船も出すことができました。
確かに、この機械はちゃんと組みあがっていれば、精度が良く速い造形が出来そうだと感じました。ヘッドの動きのキレ、加熱の速さ、ベッドの4点調整、Adventurer3で欲しかったものがここにある!という感じです。

逆に言えば、Adventurer3で培った基礎をもとにして、KP3S情報の先輩ブログを参考にしながら山を登るという感じです。
基礎が無いとちょっと辛いところもあるかもしれません。

そういう意味で、わたしが今までで一番大きな影響を受けた、基礎の勉強になったサイトを改めてご紹介しておきます。
*2
makership.co.jp

何があっても、ゆっくりで良いから大きな1層平板がきちんと出せるようにすべてを調整するのが基礎だと考えていて、これはKP3Sでも通用しました。*3

盛り上がった野望

ここまでで「意外にもデキる奴」という事がわかったので、むくむくと野望が盛り上がりました。

  • もちょっといろいろ整備したい
  • ガラエポ板を入れたい
  • ノズルの太いのも入れたい
  • スピード速く作りたい、大きい物を作りたい
  • PLA以外の材料にも挑戦したい。特にPETGとか。

ということで、これらの野望と戦った中で起きた、機械の整備、改造、トラブルについては、また後日書き足します。

ちなみに、現状ガラエポ+0.6mmノズルでPETGでふつーに出力やってます。
この剛性に慣れると、PLAに戻れなくなりそうです。

*1:私のThingiverseのサイトをご存じの方は、薄々感づいていたかも?です。

*2:このサイトのおかげで、わたしはケープもマスキングテープも今まで使わずにすんでいます。

*3:この後ガラエポ基板に交換してもまた条件出しをやり直しました。

S&B「スマートスパイス」ボトル用 交換キャップを作ってみた

キャンプに塩やスパイス類を持っていく場合、これといってなかなか都合の良い容器はないものです。うちではS&Bの細身のスパイスボトル「スマートスパイス」の塩類の容器を使っていました。

しかし、ちゃんとキャップが使えているうちは良いものの、パチパチ開け閉めすると、意外とヒンジが弱くてダメになりやすいもので*1ではキャップのためだけに容器(と中身入り)を買い直すのか?となりますと、ちょっと気がひけるのです。

そこで、3Dプリンターがせっかくあるのだし、ということで重い腰を上げて作ったのがこちらです。

さすがにヒンジやバネ機構までは作り込めませんでしたが、単純なネジキャップは作ることができました。以下のサイトで公開しています。

www.thingiverse.com

私は3Dcadを使えませんし、手で正確に繰り返しの動作をするのが苦手なので、もっぱらデザイン作成にはOpenSCADを使っています。立体の足し算引き算をして形を作り上げるのは好みです。CC非商用での公開ですので、ライセンスの範囲でご自由にお使いください。

*1:そりゃあライトユース向けスパイス容器だしなあと納得はするが